モンテローザがやばいと言われる5つの理由!つぶれるなどの噂や過酷な労働環境の実態とは

モンテローザがやばいと言われる5つの理由

この記事のまとめ
  1. モンテローザがやばいと言われる理由
  2. モンテローザに就職・転職するメリットデメリット
  3. モンテローザの平均年収

株式会社モンテローザは、1983年に設立された飲食事業を中心とした業界最大手のグループ会社です。

「白木屋(しろきや)」「魚民(うおたみ)」「笑笑(わらわら)」など、誰もが一度は利用したことがある程の知名度を誇る業界トップクラスの外食チェーンストアですが、インターネット上では「やばい」「ゴミ」「潰れる」などのネガティブな関連キーワードが散見されるのも事実です。

小室解説員小室解説員

そこで今回は、モンテローザがやばいと言われている5つの理由と、モンテローザに就職・転職するメリット・デメリットなどについて詳しく解説していきたいと思います。
これから就職や転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

山口編集者山口編集者

モンテローザとは?

モンテローザ公式サイトの画像

会社名株式会社 モンテローザ
本社所在地東京都杉並区梅里1-21-15 モンテローザ本社ビル
設立1983年5月23日
代表者名代表取締役会長兼社長 大神 輝博
資本金5,000万円
売上高(連結)983億円(令和2年3月期実績)
従業員数(連結)社員数2,661、アルバイト従業員数19,866名(令和2年3月末日在籍数)
主な事業内容・飲食事業を中心とする傘下子会社の経営管理
主なブランド・外食事業
「白木屋」、「魚民」、「笑笑」
・フィットネス事業
「モンテローザフィットネス24」
・ホテル事業
「ホテルモンテローザ」
事業所グループ総店舗数1,640店舗
(令和2年3月末現在)
公式サイトモンテローザ公式

株式会社モンテローザは、飲食事業を中心としたグループ会社です。

主な事業内容は飲食・外食事業における「白木屋」「魚民」「笑笑」などの全国チェーン居酒屋の店舗運営になります。

これらの店舗は業界随一の低価格を実現するために、あえて「二等地」に店を構えるなどして出店コストを抑えています

そういった企業戦略の甲斐あってか、現在では学生や若い世代にとっては非常に人気の飲食店となっています。

MEMO

企業全体としては他にも「フィットネス事業」や「ホテル事業」など、サービス業界全般に関連して幅広く事業を展開しています。また、連結子会社も多く存在し、各々が特色を生かしながら様々な業務を包括的におこなっています。

モンテローザがやばいと言われている5つの理由

モンテローザがやばいと言われている5つの理由

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そんな大手企業のモンテローザがやばいと言われているのには、大きく分けて5つの理由があります。
モンテローザがやばいと言われている5つの理由
  1. 2018年ブラック企業大賞にノミネートした
  2.  労働環境がひどい
  3. パワハラ社員も多い
  4. モンテローザの店舗がどんどん潰れる
  5. モンテローザの社長がヤクザと繋がっている?
インターネット上で囁かれる悪評には、どのような裏があるのでしょうか?それでは1つずつ詳しく解説していきます。

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やばい理由① 2018年ブラック企業大賞にノミネートした

モンテローザがやばいと言われる理由の1つ目は「2018年ブラック企業大賞にノミネート」したことによります。

ブラック企業大賞とは、残業代の未払い・長時間労働・セクハラ・パワハラなど、悪辣(あくらつ)な労働環境の会社に与えられる賞です。

弁護士等各界の有識者が選定しており、モンテローザは2018年の「ブラック企業大賞」にノミネートされています。

インターネット上では、このニュースに対する反応がいくつか見受けられました。

MEMO

ノミネートに対してはあまり驚きの声はなく、当然のこととして捉えられているあたり、モンテローザが以前からブラック企業だと広く認識されていたということが分かります。

やばい理由② 労働環境がひどい

やばい理由2つ目は「労働環境がひどい」です。

実際にモンテローザで働いていたと思しき人間からの内部告発によると、会社は万年人員不足、店舗における従業員はパート・アルバイトがほとんどで、社員のサービス残業、休日出勤は当たり前とのこと。

ですが、実際のところ忙しさの度合いは各店舗により変化するものであり、一概に労働環境がひどいとは言いきれません。

また、近年では「働き方改革」により、これらの労働環境は全体的に改善されつつあります。

実際にモンテローザで勤務していたと思われる方の口コミがありました。

いずれの場合も、長時間労働やパワハラなどが横行している劣悪な環境だということが分かります。

やばい理由③ パワハラ社員も多い

やばい理由3つ目は「パワハラ社員も多い」です。

近年問題になっているパワハラ問題ですが、モンテローザでも例に漏れず黒い噂が飛び交っています。

理不尽に怒鳴り散らされる、売上を自腹で埋めさせられるなどの暴挙を受けたという声も上がっており、会社帰属的なパワハラ気質が企業自体に染みついているようです。

ですが、やはりこの問題も人による部分が大きく、一部の社員に限定される話になります。

ただ、従業員の話を聞く限り、基本体育会系だということは念頭に置いておいた方が良いです。

上記の口コミにもある通り、モンテローザの従業員数名が、過去に残業代の未払いなどに対して会社を提訴していたようです。

不当な処分乱発はパワハラ モンテローザ従業員らが提訴

引用元: 佐賀新聞社

また、管理職の人間が不当な懲戒処分によって適応障害になるなど、ブラックすぎる企業体制やパワハラは、かなり大きな問題として表面化しています。

やばい理由④ モンテローザの店舗がどんどん潰れる

やばい理由4つ目は「モンテローザの店舗がどんどん潰れる」です。

新型コロナウィルスによる影響で都内の2割の店舗が閉店するなど、近年モンテローザの店舗の大規模な閉店騒ぎが話題になりました。

代表取締役の大神輝博氏は「従業員2万人の雇用も難しい」との本音を漏らしています。

モンテローザ、都内の2割を閉店。「2万人の雇用の維持も難しい」

引用元: フードリンクニュース

ただ、これはあくまでも緊急事態宣言のあおりをうけた飲食店に限定するものであり、幅広く事業を展開している企業自体が倒産することは現状まずありません。

モンテローザ都内61店舗閉店のニュースに対しては、現行の体制に対する当然の報いだとして冷笑される反面、ヘビーユーザーからは相次ぐ閉店を嘆く声も上がっています。

やばい理由⑤モンテローザの社長がヤクザと繋がっている?

やばい理由5つ目は「モンテローザの社長がヤクザと繋がっている?」です。

インターネット上では「モンテローザの社長は裏でヤクザと繋がっているのではないか?」と、まことしやかに囁かれているようですが、結論から申し上げると、これは根も葉もない噂話に過ぎません。

気性の荒い社員の存在や、強面な社長の風貌からこのような憶測を呼んだと思われますが、事実無根ですのでご安心ください。

以上、ご紹介した5つの理由から「モンテローザがやばい」と噂されるようになったようです。

モンテローザに就職・転職するメリット

モンテローザに就職・転職するメリット

モンテローザがやばいと言われている理由が分かったところで、続いては着眼点をガラッと変えて、モンテローザに就職・転職するメリットについて解説していきたいと思います。

山口編集者山口編集者

小室解説員小室解説員

ここまでの話を聞いて、果たして「この会社に良いところがあるのか?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、大きなメリットとしては以下の3点があります。 
モンテローザに就職・転職するメリット
  • 業界の中では平均年収が400万円〜450万円前後と高め
  • 店長になるまでの期間が短い
  • 会社が倒産するリスクは低い

いずれも就職・転職を考える上では非常に重要となるポイントです。1つずつ見ていきましょう。

業界の中では平均年収が400万円〜450万円前後と高め

第1のメリットとして「同業界に比べて平均年収が高め」であることが挙げられます。

職種別平均年収は以下の通りです。

職種平均年収
営業系
(営業、MR、営業企画 他)
432万円(平均年齢37.8歳)
企画・事務・管理系
(経営企画、広報、人事、事務 他)
423万円(平均年齢37.6歳)
販売・サービス系
(ファッション、フード、小売 他)
436万円(平均年齢32.1歳)

引用元: ライトハウス

募集要項では店舗運営の場合、主任で月収26万円、正店長で月収40万円以上と、平均して年収400万円〜450万円前後の金額になっており、これは同業の約1.16〜1.3倍に相当します。

飲食業界の平均年収はレストランで約340万円、居酒屋・バーで約345万円

引用元: doda(デューダ)

また、同企業は福利厚生が手厚いことでも知られており、金銭面を含む生活面共に安心できる内容となっています。

店長になるまでの期間が短い

2つ目のメリットは「店長になるまでの期間が短い」です。

期間が短い大きな理由としては、モンテローザの場合「経営する店舗数が多く、人員の入れ替わりが激しいため」ということが考えられます。

募集の段階から店長採用の枠も設けられているため、タイミングが合えば、いきなり店長になることも可能です。

尚、平社員からの昇格は運によるところが大きく、成績の良い店舗ならその分自身の出世も早い傾向にあるようです。

注意

ただし、店長までは早いが基本現場社員止まりで、マネージャーなどに昇格するのは難しいという難点も持ち合わせていますので注意が必要です。

会社が倒産するリスクは低い

3つ目のメリットは「会社が倒産するリスクが低い」です。

モンテローザは「非上場企業」ながらも実績は業界トップクラスで、フランチャイズ事業も手広く地盤がしっかりしています。

MEMO

確実にそうだという保証はありませんが、会社の倒産リスクに怯えることなく体を預けて 働けるということは、雇用が不安定な現代社会においては大きなメリットとなり得ます。

モンテローザに就職・転職するデメリット

モンテローザに就職・転職するデメリット

ここまでメリットについてお話ししてきましたが、逆にモンテローザに就職・転職するデメリットとはどのようなものがあるのでしょうか?

山口編集者山口編集者

小室解説員小室解説員

こちらも非常に気になるところだと思います。結論から言うと、大きなデメリットは以下の3点になります。
モンテローザに就職・転職するデメリット
  • 長時間労働は覚悟する
  • 金・土・日はほぼ休めない
  • 給与を時給換算するとやばい

不安を煽るわけではありませんが、これらのデメリットこそ事前に知っておくことが肝要です。1つずつ解説していきます。

長時間労働は覚悟する

まず初めのデメリットとして「長時間労働は覚悟」しておいた方が良いです。

これは飲食業界全般に言えることかもしれませんが、チェーン店の場合、時間的にかなりのハードワークが要求されることになります。

特に正社員の場合は、パート・アルバイト以上の常習的な長時間拘束が予想されます。

前述した通りモンテローザでは、労働基準法を無視した過酷な労働体制が度々問題となっています。

このような労働環境が当たり前のこととしてまかり通ってしまっているということが、最も大きなデメリットなのかもしれません。

金・土・日はほぼ休めない

次に「金・土・日はほぼ休めない」ことがデメリットとして挙げられます。

これは前項の長時間労働問題にも繋がってきますが、モンテローザでは格安価格を実現するため、人件費等の諸費用がかなりシビアに切り詰められています。

その上で、現場の人員不足という問題に追われるため、パートやアルバイトの管理者である社員にしわ寄せが来る仕組みとなっているのです。

当然、年末年始やお盆、ゴールデンウィーク等の祝日も休めないという状況に陥ります。

飲食業界という業界柄からも、書き入れ時である金・土・日は休めないものだと初めから割り切っておいた方が良いかもしれません。

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給与を時給換算するとやばい

最後に「給与を時給換算するとやばい」というデメリットがあります。

実際に働いていた方の声を参考に、正店長で月収45万円、月の労働時間を300時間、残業時間を160時間と仮定すると、単純計算で時給978円ということになります。

これは、東京都の最低賃金額である1,072円を僅かに下回っている金額になります。

いくら給料が良くても、正直これでは割に合わないと考えてしまいますよね。

山口編集者山口編集者

小室解説員小室解説員

全ての店舗・従業員がこのような最低賃金割れを起こしているというわけではないですが、実際問題このような事例が発生している以上、「やばい」と言われても仕方がありません。

まとめ

今回は、モンテローザのやばいと言われている理由から、就職・転職するメリット・デメリットなどについて解説してきました。

全体的にネガティブな意見が多く見られる反面、給料や収入源の安定性といった面ではプラスの評価もありました。

小室解説員小室解説員

大企業ということもあってか、叩けば出る埃もいくつか散見されましたが、どの企業においても良い評判や悪い評判があるのは当然のことでもあります。
これから就職・転職をご検討されている方は、これらの「良いところ」「悪いところ」を総合的に見て判断することが肝心です。

山口編集者山口編集者