Sky株式会社がうさんくさいって本当？噂の真相・評判・社員の年収を解説！

東京と大阪に本社を構える「Sky株式会社」は、ソフトウェアの開発・販売をメインに行う企業です。体育会系な社風が特徴の企業であり、近年そのノリもあってか「うさんくさい」といった噂が流れてしまっています。

しかしその反面、理系出身の方からは人気の高い企業でもあり、良い企業なのかうさんくさい企業なのかがわかりにくい会社です。

そこで本記事では、Sky株式会社の“うさんくさい”という噂の真相や社員からの評判などを解説します。

Sky株式会社が「うさんくさい」と言われている！？

Sky株式会社は“うさんくさい”といった噂があります。この噂の原因として考えられることは、「ノリ（社風）」が体育会系であることと、パワハラの噂があるといった2つが挙げられます。ここでは、この2つの可能性について実際のところはどうなのか、その真相を解説します。

まず同社のノリが「体育会系」であることは事実なようです。多くの掲示板や口コミサイトの書き込みで共通している内容が「社風が体育会系」というもの。この体育会系のノリは、パワハラの噂にも繋がってしまっているようです。

そもそも「体育会系」とは、学生時代の運動部に「上下関係に厳しい」といった特徴があることから生じた言葉です。そのため運動部に入った経験がない方などは、その独特な雰囲気になかなか馴染めないことがあります。極端に言えば「先輩のいうことは絶対」といった暗黙のルールがあり、これをパワハラと感じる方もいるということです。

ネットで「人売り」というワードも見られる

Sky株式会社をインターネットで検索すると、もう一つ気になるワードが見つかります。それは「Sky株式会社 人売り」という検索ワードです。

人売りというキーワードが上がってしまっている原因として、最も信憑性が高いものは「客先に常駐している同社の社員が多いため」です。記事の冒頭でもお伝えしたように、同社はソフトウェアの開発・販売をおこなう企業であり、販売しているソフトウェアは全て自社開発の製品です。

しかし、メーカーで組み込み系開発をおこなう場合は、クライアントのもとへ常駐する機会もあり、この人数が多いことから「人売り」といったワードがみられるようになったということです。

開発部門のエンジニアを志す方の多くは、自社開発の企業へ入社したいと考えます。しかしクライアントの元へ派遣されてしまうと「自社開発に携わっている」と意識しにくくなってしまうかもしれません。こうした理由から「人売り」と言われていますが、当然クライアントの元で働いていても自社開発に携わっていることには変わりありません。

Sky株式会社の悪い評判・口コミ

Sky株式会社は、体育会系なノリそのものや、その特徴である上下関係の厳しさから「うさんくさい」「パワハラがある」と噂されています。しかしこれだけで、同社の印象を決定づけるのは時期尚早です。

同社で実際に働く社員から集まったコメントにも目を通してうえで「Sky株式会社がどんな企業なのか」を考えてみてください。

開発職は激務

Sky株式会社に関する評判として「激務」といったワードも度々目にします。同社で働く社員が掲示板に投稿したコメントから、この噂が事実であるのかがわかります。

残業は月40時間を超える事はあまりない。ただ毎月30～40時間の残業が多い。

引用： openwork

別のサイトでは「激務なのは開発職」といった情報が記載されていることから、激務という噂は開発職についてのものとわかります。コメントには、残業時間が月100時間を超えると記載されており、“激務”という噂は本当のようです。

ただしコメントの後半部分を見ると、とある事件をきっかけに残業に関する規定が見直されたことがわかります。

管理職になると残業代が出ない

Sky株式会社の悪い評判として次に紹介するのが「管理職の残業代」についてのコメントです。

配属先によって残業時間はかなり変わってくる。

また、管理職になると残業代がでなくなる。

引用： openwork

上記のコメントによると、そもそも残業時間が長いか短いかは、配属先によって大きく異なるようです。また投稿内容からは、管理職になるほど、残業代が出にくくなり、いわゆるサービス残業が増えていくと推測できます。投稿者によると、同僚の中には休日返上で働いている方もいるようです。またこの投稿は2021年3月と比較的、最近挙げられたものです。

会社としては改善を進めているようですが、管理職以上になると、まだまだサービス残業や休日出勤などがあるという口コミもあるようです。

人材不足が続いている

Sky株式会社の悪い評判として次に紹介するのが「人材不足の問題」です。前提として人材不足は、IT関連の多くの企業で課題となっているものであり、同社だけに該当するものではありません。

労働環境に問題を感じる。

やはり適正な人数を現場に配置するところではないでしょうか。

引用： キャリコネ

企業文化・社風・組織体制：【社員のモチベーション】人材不足でとてもモチベーション上がるような感じではありません。

引用：enライトハウス

上記のコメントから、同社もまた人手不足を課題としている企業の一つであるとわかります。人材が足りていないからこそ、十分な人的リソースを確保できず社員が上記のような不満を抱えてしまっているようです。また「リーダーの残業時間が超越している」という部分は、管理職の残業が多いという一つ前のコメントとも共通しています。

人によっては出世しにくい

Sky株式会社の悪い評判として「人によって出世しにくい」というものがあります。

技術者に現場営業をノルマ化して強いる。営業的センスがある人は出世しやすい。

引用：キャリコネ

同期には技術力がとても高い人もいるが、そういう人が必ずしも出世するとは限らない（もちろん出世しやすいとは思うが。）

引用：キャリコネ

まず前提として、技術者は営業担当ではありません。もちろん企業ごとに考え方の違いはあるかもしれませんが、技術者に営業的センスを求めるというのは、少し問題なように感じます。やはり技術者には技術的なスキルを見て、正当な評価を下すべきでしょう。

女性が働きやすいとはいえない

現在は、多くの企業が女性でも腹きやすい環境を目指して、会社の体制を見直している時代です。Sky株式会社の悪い評判の中には、そんな時代の流れに反するコメントが見られます。

（女性が管理職になることについて）一応なれると思う。ただし現状の女性管理職の割合は非常に低く、あまり現実的ではない。

引用： キャリコネ

上記のコメントによると、制度上は女性が管理職になれるようですが、実際にはほとんど管理職となった女性はいないようです。これもまた社風が体育会系であることと繋がっているようで、どうしても男性の方が出世しやすい雰囲気があるのかもしれません。

ただしこのコメントは、男性が投稿したコメントであるため、女性視点のものではありません。というのも掲示板において「女性の働きやすさ」を言及している方の中に、女性の投稿主がいないためです。同社の「 新卒採用サイト 」を見ると、新卒入社の男女比について、その内訳は男性が135名に対して、女性は47名と記載されています。

社長のワンマン経営が気になる

Sky株式会社の悪い評判として「社長のワンマン経営が気になる」というコメントも見られます。しかしこれには、良い面と悪い面があるようです。

経営方針に問題を感じる。いい意味でも悪い意味でも社長のワンマン経営。

引用： キャリコネ

社長の言うことが絶対。悪いわけではないが、振り回される部署も多い。

引用：openwork

同社の「経営方針」に問題を感じているようです。社長のワンマン経営は多くの企業で問題とされがちなものです。ワンマン経営には方針や修正を素早くできるといったメリットもありますが、その反面で従業員からは「社長の声に振り回される」といった不満が出やすいというデメリットもあります。同社においても同様で、社長の意見に反対できない、理不尽さを感じるといった従業員がいます。

宗教的で社風があわない

Sky株式会社の悪い評判として最後に紹介するのは「社風が合わない」というものです。こちらの投稿は、すでに同社を退職している従業員から寄せられたものであり、社風に馴染めなかったことが直接的な退職理由となっているようです。

完全に社長のワンマン経営でラジオ体操や社訓の唱和等古い文化が色濃く残っている。

引用：OpenWork

ブログの確認や社内SNSの利用を義務付けられています。

引用：enライトハウス

社長のカリスマ性ありきの組織となっていて、社長の発言は絶対。社員から意見は募ることはありつつも、社長がこうだと思ったことはやらなければならず、突然ルールが加わったりと振り回されることも少なくない。

引用：OpenWork

上記のコメントを見ると、一つ前でご紹介した「社長のワンマン経営」と関連するものであるとわかります。

ここまでの内容から、同社が「体育会系な社風」であることはお分かりでしょう。しかし同社の社風にはもう一つ「社長のいうことは絶対」という特徴もあるようです。

もちろんどの企業においても、社長の発言が会社全体に大きな影響を及ぼすといった側面はあります。社長の発言をすぐに対応するという風潮は、スピード感やトップダウンを重視した組織運営が背景にあるのでしょう。

投稿主はこの時のスピード感に「若干宗教的なものを感じた」そうです。

Sky株式会社の良い評判・口コミ

二人の会話にもあるように、どんな企業でも悪いところもあれば良いところもあり“どちらかだけ”という会社はほとんどありません。ではSky株式会社には、どんな良い評判が集まっているのでしょうか。

有給を取得しやすい

Sky株式会社の良い評判としてまず紹介するのが「有給を取得しやすいこと」です。

（ワークライフバランスは）いいと思う。周りの目を伺うことなく通院や子供のイベントがあると有給を使っている印象。

引用： openwork

同社のワークライフバランスの点から見て「良い」と感じているようです。通院や子供のイベント事がある場合、周囲の目を気にせず有給を取得できる環境なことが理由だそうです。

周囲を気にせず有給を取得するためには、もちろん与えられた仕事は滞りなくおこなう必要があるそうですが、この点においては同社に限ったことではありません。

面談が頻繁にあるので目標を持って働ける

Sky株式会社の良い評判として次に紹介するのが「目標を持って働けること」です。

かなり頻繁に目標設定面談や経過面談があり、しっかりと査定されていると感じる。

引用：キャリコネ

新卒はまずは社内研修をしっかり行い、それから各現場へ送り出されます。

さらに週1くらいで丁寧なフォローがなされています。一応両方とも上長と面談を行い、定期的なフォローはあります。

引用： キャリコネ

コメントによると同社は、フォロー体制が充実しているようです。新卒の場合はしっかりと社内研修がおこなわれるだけでなく、週1という高頻度で上長との面談の機会が設けられています。面談の機会が多いことが、安心して働けるだけでなく「しっかりと目標を持って業務にあたれる環境」であるとも言えます。

和気あいあいとしている

Sky株式会社の良い評判として、最後に紹介するのが「（職場の雰囲気が）和気あいあいとしていること」です。職場の雰囲気がどんよりと重い会社で、長く働き続けるのは難しいでしょう。その点について、同社は「良い雰囲気」であることが、以下のコメントからわかります。

和気あいあいとしている。毎年2回ほど社員全員が集まる懇親会がある。

引用： キャリコネ

上記のコメントによると、 同社は和気あいあいとした雰囲気の職場のようです。また年2回ほど「懇親会」を開催しており、従業員同士が気軽にコミュニケーションを取れるのだそう。職場の飲み会というと、昨今ではややマイナスなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、年2回であれば頻度としてもそれほど負担にはならないでしょう。

就職先としてのSky株式会社は？

ここまでの内容からSky株式会社にまつわる噂の真相や、良い・悪い評判についてはおわかりいただけたでしょう。ここからは就職先として見る「Sky株式会社」とはどのような会社なのかについて解説していきます。

「うさんくさい」といった噂のある同社ですが、実は理系出身者からは人気の企業であり、就職難易度はやや高めとされています。その理由などについて、以下で解説していきます。

実は人気な理由もある

Sky株式会社は理系出身者の間で、実は人気の高い企業です。理系就活生を対象におこなわれた「22卒人気ランキング」では、数多くの企業を抑えて見事12位を獲得しています。人気の理由として考えられるのは次のようなものが挙げられます。

まずは企業全体に勢いがあること。誰もが勢いのない企業よりも、勢いのある、活発な企業に就職したいと考えるでしょう。勢いのある企業は、新卒学生だけでなく転職者も多く集まります。そこからさらなる相乗効果が期待できるため、就活生が集まりやすくなります。

平均年収はどのくらい？

OpenWorkやリクナビがおこなった調査によると、Sky株式会社の平均年収は565万円とされています。実際に同社で働いている従業員の年齢や年収、役職などをまとめているので、まずは以下の表を確認してください。

上記の表を見ると、勤続年数や役職が上がるほど、しっかりと年収も上がっていくことがわかります。

ただし同社の平均勤続年数は7年と少し短かめです。その原因としては前述したように、同社の従業員がクライアントの元へ常駐することが多いためと考えられます。

学歴フィルターがあるという噂は本当？

Sky株式会社に就職しようと考えた際、就活生がまず気になるのが「学歴フィルター」でしょう。しかし同社には、学歴フィルターはありません。

これは建前上、同社がそのように発表しているというわけではなく、採用実績を見た結果から判断できることです。同社が公表している採用実績を見ると、大学のランクが実に幅広いことがわかります。なかには専門学校からも採用しており、学歴で採用・不採用が決まることはなさそうです。合否については学歴ではなく、総合的に応募者を見て判断されるようなので、誰にでもチャンスはあると言えるでしょう。

採用大学から見た就職難易度

先ほど、Sky株式会社が公表している採用実績から、採用大学のランクが幅広いと説明しました。以下は同社の採用大学として公表されている学校の一部です。

ご覧のとおり京都大学や慶應義塾大学など、有名大学もあればHAL大阪などの専門学校も含まれています。

しかし「幅広い学校から採用している人気企業」というだけあって、就職難易度は「高い」と言えます。同社の採用倍率は100倍以上とされており、内定率も6%とかなり低くなっています。同社の内定獲得を目指すならば、より入念に準備する必要があります。

離職率はどのくらい？

Sky株式会社は正確な離職率を公表していません。そのため企業の平均年齢や同業他社との比較から推測するしかありません。まず同社の平均年齢は「34.0歳」です。また前述したように同社で働く従業員の男女比は、男性のほうが圧倒的に多い傾向にあります。またIT業界の平均年齢は「39歳」であることを踏まえると、平均年齢が34歳という「若い」と判断できます。

平均年齢は離職率を推測するうえで、大きな手がかりとなります。一般的には、平均年齢が若ければ若いほど、離職率は高いと考えられています。業界全体の平均離職率は11.8％であるため、同社はそれよりも高いと考えて良いでしょう。

Sky株式会社で働くことに向いている人とは？

Sky株式会社は、就職難易度が非常に高い会社です。そうであるにもかかわらず、離職率は業界平均よりも高めという結果を見て、人によっては「苦労して入る企業なら長く努めるのでは？」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかしこれこそが「社風とあっていなければ長く働き続けることは難しい」の裏付けとなります。

コミュニケーション能力に自信がある人

Sky株式会社で働くことに向いている人の特徴としては「コミュニケーション能力に自信があること」です。同社では、開発職であっても営業職であっても、チームワークが求められます。そのため良好な人間関係を築けるコミュニケーション能力は、同社で長く働いていくために必要不可欠です。

意欲がある人

同社で働くことに向いている人として、次に挙げられる特徴は「成長意欲がある人」です。前述したとおり、同社は幅広い開発部門を請け負っています。そのため自ら進んで成長しようと行動できる人は、同社で働きながらどんどんキャリアアップができるでしょう。

またキャリアアップができれば、必然的にやりがいを感じながら働くこともできます。モチベーションを維持しやすいため、長く働き続けられるでしょう。業務に対して真摯に向き合い、工夫や改善に努められる人は、同社はもちろんのこと、さまざまな企業で求められる人材といえます。

Sky株式会社とは？｜会社概要

ここまでの内容から、Sky株式会社に関する噂の真相や評判、就職先としての企業の情報、求められる人材などはおわかりいただけたでしょう。ここでは最後に改めて「Sky株式会社」が何をしている、どんな企業なのか、その概要を紹介します。

まず同社は1985年に誕生した、ソフトウェアの開発・販売をおこなう企業です。企業のメインとなる部署は「開発部」と「営業部」。本章では同社についての情報をより詳しく解説します。

ソフトウェアの開発・販売をおこなう会社

繰り返しになりますが、Sky株式会社はソフトウェアの開発・販売をおこなう企業です。同社が開発する主なソフトウェアは「情報漏洩対策ソフト」「学習活動ソフト」など。また他にも、自社のパッケージ商品や業務系のシステムを開発しています。

もちろんソフトウェアの開発後には、その検証も一貫しておこないます。他分野の開発を手がけつつ、その検証までをおこなう企業です。

メインの部署は「営業」と「開発」

Sky株式会社において、メインとなる部署は「開発」と「営業」です。開発職の場合は、自社におけるパッケージ商品の開発とソフトウェアの開発といった2分野に分かれます。

営業職の場合は、自社のパッケージ商品の販売と企業へ向けた「開発のノウハウ」の提案をおこないます。新規の開拓はもちろんのこと、顧客の課題やニーズを汲み取り、問題の解決にあたります。

「ALL Sky」の精神を大切にする会社

Sky株式会社が大切にしているのは「ALL Skyの精神」です。「ALL Sky」は、チーム全体で協力しながら業務に当たる姿勢のことを指しています。業務効率化を目指した「情報共有」やタスクの分散（助け合い）の重要性を認識しており、積極的に取り組んでいます。

まとめ

Sky株式会社という企業について、“うさんくさい”という噂の原因や良い・悪い評判、就職の難易度、求められる人材などを解説しました。同社において、体育会系のノリであることや社長のワンマン経営が目立つ、女性の比率が少なくやや働きにくいといったネガティブな要素があることは事実なのでしょう。

しかし有給を取得しやすいことや和気あいあいとした雰囲気の中で働けるといった、ポジティブな要素もあります。