損保ジャパンはやばい？評判は最悪？ビッグモーターとの関係まとめ

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小島 優一

宅地建物取引士

宅地建物取引士、２級ファイナンシャルプランニング技能士。生命保険会社にてリテール業務に従事した後、2014年に不動産仲介会社であるグランドネクスト株式会社を設立。 2021年より幻冬舎ゴールドオンラインにて不動産を通じて財産を守る、増やす、残す記事を連載している。 >> 詳細はこちらから

3大メガ損保の一つである損保ジャパン（損害保険ジャパン）は、国内トップクラスの売り上げを誇る保険会社です。自動車保険の利用者数が多い大手ですが、「評判が最悪でやばい」「払い渋りがある」といった悪い噂も少なくはありません。

そこでこの記事では、損保ジャパンがやばいと言われる理由や入ってはいけない保険ワーストランキングについて調査しました。

損保ジャパンはどんな会社？

自動車保険＝損保ジャパンというイメージを持つ方もいるほど、日本国内の保険業界では多くのシェアを占めています。

ここからは、損保ジャパンの会社概要をはじめ、損害保険業界での立ち位置や自動車保険の内容をまとめました。

損保ジャパンの会社概要

1888年の創業、SOMPOホールディングスグループの主軸となっている企業で、様々なリスクから守る保険サービスを提供し続けています。

数々の企業との統合を経て現在の大手企業へと成長しており、2014年に「損保ジャパン日本興亜」、2020年には「損保ジャパン」へと商号変更されました。

損害保険のシェアは国内トップクラスとなっており、約2,000万人もの顧客に安心安全と健康を届ける事業を展開しています。

「The クルマの保険」が代表商品

損保ジャパンを代表する保険というと、個人用自動車保険「The クルマの保険」が挙げられます。

基本的には下記4つの基本保障と一人ひとりにあったオプション特約が組まれるため、保険商品自体の評判は悪くありません。

また、休日や夜間にかかわらず24時間265日すぐに対応してくれることも魅力で、事故対応はもちろん車に関するトラブルにいつでもサポートしてくれます。

自動車保険業界では最大手

日本の損害保険業界では自動車保険の売り上げが多く、市場シェアの約9割ほどを「3大メガ損保」と呼ばれる大手保険会社が占めています。

損保ジャパンは3大メガ損保の一つであり、自動車保険はもちろん、生命保険や火災保険などにおいても大手の会社です。

事業規模が大きい損保ジャパンは47都道府県に保険金サービスの拠点を置いており、その数は2023年4月時点で279ヶ所にものぼります。

自動車保険の評判・口コミ

損保ジャパンの自動車保険は大手ならではの安心感があるという口コミが多く、バイク保険やドライバー保険、自転車保険などプランの豊富さも評判です。

また、損保ジャパンを選んだ決め手として、火災保険や海外旅行保険など、自動車保険以外の商品が豊富にあることを挙げている方もいました。

損保ジャパンの自動車保険料は安くないとの口コミが多いですが、その分保障が充実しているという評判もあります。

損保ジャパンはやばいと言われる理由。評判は最悪？

損保ジャパンがやばいと言われる理由は、下記の5点です。

実際に損保ジャパンを利用した方の評判を参考にしながら、やばいと言われる理由を調査したのでぜひ参考にしてください。

損保ジャパンお断りの病院がある

自動車事故でケガをしてしまって相手方が損保ジャパンに加入している場合、患者をお断りしている病院があるとの口コミです。

上記の内容をまとめると下記の通りです。

一旦自分で立て替えた医療費を損保ジャパンに請求したものの、支払われなかったケースもあるようなので注意が必要です。

損保ジャパン関連の患者を病院がお断りしている文章ではありませんが、「提携している医療機関の方がおすすめですよ」といった内容ですね。

ビッグモーターとの関係がズブズブ

客の車をわざと傷つけるなどして水増し請求していたビッグモーターですが、損保ジャパンとの関係がズブズブだったのではという噂があります。

損保ジャパンではビッグモーター向けに簡易査定チームを立ち上げており、合計37人もの社員がビッグモーターに出向していました。

週刊誌をはじめとする様々な情報が出回っており、どこまでが真実か定かではありませんが、ビッグモーターと関係性があったことは確かです。

自動車事故の対応が遅い

自動車保険の対応が遅くてやばいという評判も多く、実際に事故に遭ったあとの連絡が適当だったという体験談もありました。

事故対応が遅いとやりとりが長引いてしまうことから、精神的なストレスがたまりやすかったり、連絡の手間が増えてしまったりといったデメリットが多いです。

日本全国に約1万人もの専任スタッフがいるため、店舗や担当者によって対応のバラツキが出やすいと言えます。

払い渋りが多い

損保ジャパンは条件を満たさなければ保険料を支払わないことがあり、事故を起こした相手方とのトラブルに発展することも珍しくはありません。

自身が損保ジャパンに加入している場合よりも、事故の相手が損保ジャパンだったときにトラブルになったという口コミが多く見受けられました。

なかには、事故の加害者側に加担して保険金を少なくしようとしたという体験談もあるため、保険会社や弁護士と共に交渉せざるを得ないこともあります。

潰れろという声が一定数ある

大手保険会社で取引件数が多い損保ジャパンでは、保険に納得できなかった方などから潰れろという口コミも少なくはありません。

やはり大手の損保ジャパンでは、ソルベンシーマージン比率においても高い水準を維持しています。

口コミで指摘されている通り、「やばい」「対応が最悪」といった悪い評判があったとしても、潰れるリスクはかなり低いと言えます。

損保ジャパンはなぜ入ってはいけない保険ワーストランキング常連なの？

加入者数が圧倒的に多い

自動車保険市場シェアの約9割を占める3大メガ損保は、他の保険会社と比較すると加入者数が圧倒的に多いです。

損保ジャパンが提供している自動車保険はあくまでも任意加入になりますが、「自動車を買ったら任意保険に入らなければいけない」と勘違いしている方も一定数います。

そのため、保険内容や料金を確認せずに加入する方が多く、「保険料が高くてやばい」「車トラブルなのに保険料がおりなかった」といった最悪な評判も出てきやすいです。

保険金不払いのトラブルがある

損保ジャパンのやばい理由で払い渋りについて解説しましたが、それに応じて保険金不払いに関するトラブルもよく起きます。

実際に損保ジャパンが最悪という評判では、「保険金を払ってくれなかった」「減額するように交渉された」といった体験談がありました。

そこで、他の保険会社と比較して本当に保険金支払い率が低いのかを検証するために「正味損害率の高さ」を調査しました。

2022年度の損保ジャパンの正味損害率は64.1％となっており、競合の保険会社と比較しても低くはありません。

利用者数が多い分保険料の支払いトラブルもありますが、全体の割合をみると保険料の支払い率は高いので、やばい不払いが蔓延しているとは言い難いです。

自動車保険の事故対応が悪い

過去には10対0のもらい事故にもかかわらず、損保ジャパンが治療費を出してくれなかったというSNSでの投稿が炎上したこともあります。

車の修理費用は全額保証してくれたものの、治療費の支払いに関してトラブルになった例であり、諦めて自分で支払うか弁護士に依頼するかの二択を迫られたようです。

保険会社では最初から保険金を支払えるラインが決まっており、仮に10対0の事故であっても感情ではなくルールに基づいて支払いが行われます。

参考

【生命保険】入ってはいけないランキング！いらない保険に入らないためのポイント

不動産とくらしの評判

損保ジャパンとビッグモーターとの関係がやばい？不正請求はある？

実は損保ジャパンは、数々の不正請求で炎上したビッグモーターとやばい関係があるのではないかといった噂もあります。

ここからは、損保ジャパンとビッグモーターの癒着や不正請求で炎上した不祥事に対するその後対応などをまとめました。

ビッグモーターの不祥事

そもそもビッグモーターの不祥事とは、2023年に顧客の車をわざと傷つけて工賃を不正請求していたことが問題になって炎上した事件です。

成果至上主義の異質な企業風土によって、上記のような不祥事が当たり前のように行われていたことが露呈します。

多額の損失を受けた被害者の数が多いだけでなく、ビッグモーターの元社員からの訴えも出てきており、大きな不祥事へと発展しました。

損保ジャパンとビッグモーターの関係

損保ジャパンとビッグモーターはお互いに利益が出る仕組みを作っていて、今回の不祥事もグルだったのではないかという疑いがあります。

損保ジャパンにとっては売上に大きく関わる取引先だったので、力関係はビッグモーターの方が強かったという元社員の証言もあります。

また、損保ジャパンはビッグモーターに合計37人もの出向者を送っていることからも、不祥事を知っていながら見て見ぬふりをした可能性も疑われています。

ビッグモーターの不正請求に関わっていた？

損保ジャパン側は「不正請求を認識していなかった」との主張を繰り返しているにもかかわらず、なぜ一緒に炎上しているのでしょうか？

グルだと疑われている1番の理由は、2019年にビッグモーター専門部署を立ち上げて「簡易査定」を導入していたことです。

一般的には素早く保険金を支払うために導入される簡易査定ですが、ビッグモーターからの請求を請け負う専門チームは甘い査定をしていたのではないかと言われています。

これらの制度のせいで、ビッグモーターが不正請求をしてもバレずに利益を得やすい仕組みが成り立ってしまったという声もあります。

癒着が強く疑われた理由

今回の不祥事では損保ジャパンの動きに矛盾があると感じている人が多く、より一層ビッグモーターとの癒着が疑われています。

不正請求を知らなかったと主張しているので真相は分かりませんが、炎上に対する動きに矛盾が生じているのは事実です。

損保会社7社に報告徴求命令を出した金融庁においても、ビッグモーターとの関係が深い損保ジャパンは重点的に調査すると表明しています。

炎上したその後の対応

炎上したその後のビッグモーターへの対応としては、契約解除をしてから損害賠償請求を行っています。

ビッグモーターとの契約を一旦停止するために、代理店変更の準備やデータ整備を進めている段階です。

過去の事案を再調査することはもちろん、ビッグモーターに関する専用相談窓口も開設しているので被害者が泣き寝入りすることがないように対策がとられています。

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損保ジャパンは最悪？悪い口コミ・評判

損保ジャパンの悪い評判と口コミは、下記の通りです。

実際に利用した方からの最悪な評判も包み隠さず解説するので、リアルな声が知りたい方はぜひご確認ください。

担当者の対応が最悪

損保ジャパンとの連絡で返事が遅いだけでなく、途中で代わりの担当者に変わって最悪だったという体験談です。

店舗数が多い分スタッフの質に差が出やすいことは仕方ありませんが、定着率が悪い店舗では担当者が頻繁に変わるケースもあるので注意が必要です。

1ヶ月以上待たされた

やはり自動車保険の事故対応に関するスピードが遅いという評判が多く、全ての手続きが終わるまでに数ヶ月以上かかることも珍しくはありません。

もちろん状況によって対応の速さは異なりますが、事故解決までのスピードを重視したい方は他社と比較してから保険を選ぶことが大切です。

加害者に寄り添うケースも

保険会社はボランティアではなく一種のビジネスであることから、加害者側に加担しすぎてやばいという評判もあります。

決められた基準に基づいた保険料の支払いはしてくれるものの、交渉が絡んでくると双方が納得できる結果にならないことも多いです。

損保ジャパンの良い評判・口コミ

損保ジャパンの良い評判と口コミは、下記の通りです。

最悪な評判だけでなく、損保ジャパンを利用して良かったという口コミも数多くあるので、ぜひチェックしてください。

ロードサービスが早かった

運転中に焦りやすい車両の不具合ですが、損保ジャパンはロードサービスが早くて安心できたという口コミがありました。

車通りが少ない道ならともかく、高速道路や大通りで立ち往生してしまうとやばいことも多いので、駆けつけるまでの速さは非常に大切です。

担当者が手厚い

担当者の対応が最悪だったという口コミもありますが、一方で親身になってサポートしてくれたという評判も少なくはありません。

損保ジャパンには業界最大規模の専任スタッフがいることから、高品質なサービスを届けてくれる担当者を見つけることが大切です。

緊急時に保険があって助かった

さまざまな形態の保険商品を販売している損保ジャパンでは、病気やケガなどの緊急時に加入しておいて助かったという口コミが多いです。

毎月の保険料がかさんで大変な思いをしている方も多いですが、もしもの事態が起きてしまった時の安心感は桁違いです。

保障が充実している

損保ジャパンの年収・将来性・採用大学・就職難易度

評判がやばいという噂がある損保ジャパンですが、三大メガ損保ということもあって就活生からは人気の企業です。

ここからは、損保ジャパンの就職難易度をはじめ、年収・将来性・採用大学など就職に関する情報を解説します。

就職難易度は高い

就活生が選ぶ人気企業ランキングに高頻度でランクインしていることもあり、就職難易度は比較的高いと言えます。

やはり大企業の安定性や福利厚生が目当てで就職希望をする方が多いですが、近年では募集人数が減少傾向にあります。

損保ジャパンの将来性

損害保険を扱う損保ジャパンは、自動車事故や自然災害に備えるビジネスであることから、需要の変動が少なくて売上も安定しやすい事業です。

また、SOMPOグループではメインの国内損保事業（損保ジャパン）に加えて、海外保険事業やデジタル事業など幅広く展開しています。

2015年には「ワタミの介護」を買収して、介護・シニア事業にも参入しており、幅広い業界で売り上げを拡大しているため親会社も将来性があると言えます。

海外保険事業による利益は近年増加しており、世界28ヶ国に拠点を置いてグローバルに事業を拡大しています。

損保ジャパンの年収

エンジャパンの企業口コミサービスによると、損保ジャパンで働く社員の平均年収は約600万円となっています。

数ある職種の中でも営業系が最も年収が高い傾向にあり、若いうちから稼ぎたい人には人気の職種です。

また、20代後半の平均年収は500万円弱であるのに対して、50代後半は800万円を超えていることから、大企業ならではの年功序列システムである可能性が高いです。

学歴フィルターは？採用大学の特徴

損保ジャパンの採用大学では早稲田大学や慶應大学が圧倒的に多く、次いでGMARCHの大学が見受けられます。

関東圏の有名私立大学からの採用が多いですが、名古屋大学や神戸大学、南山大学、京都女子大学といった地方からの採用実績もあります。

幅広い大学から採用しているため明確な学歴フィルターはありませんが、最低でも日東駒専・産近甲龍レベルとなっているのである程度のボーダーラインはあると言えます。

まとめ

最悪でやばいという評判がある損保ジャパンですが、もちろん良い評判も多く利用者数が多いからこそ悪評も出てしまうということが分かりました。

ビッグモーターの炎上などで解約したくなった場合は、代理店とインターネットから簡単に手続きができるのでご安心ください。

入ってはいけない保険ワーストランキングで見かけるとやばい会社なのかと心配になりますが、長年損害保険会社として経営してきた信頼感や安定感は高いです。