漫画では人気の声が多かった今際の国のアリスを調べると「ひどい」「つまらない」「意味が分からない」というキーワードが目に留まります。特に、最終回についてはひどいという声が多く、なぜそのような意見があるのか気になりますよね。
今際の国のアリスは2015年まで少年サンデーで連載され、その5年後の2020年にNetflixでドラマ実写化されました。
そこで、この記事では今際の国のアリスがひどい、つまらないと言われる理由、さらに最終回への評価を紹介していきます。今際の国のアリスを観るか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
今際の国のアリスとは?
「今際の国のアリス(いまわのくにのありす)」は麻生羽呂氏原作のマンガです。少年サンデーSで2010年12月〜2015年5月の約5年間連載されました。
内容は、サバイバルホラー&デスゲームで誰か一人が生き残るというものです。そのためには仲間も殺さなければならないというもの。ありがちな内容ではあったもののマンガの評判は高く、人気があります。
そして2020年動画配信サイトのNetflixで実写化され大きな話題になりました。しかし当然のように、実写化にあたり熱烈なファンからはネガティブな意見があったのも事実です。
- ありがちなホラー系サバイバル
- マンガと役者のイメージが違う
- 今際の国のアリスの世界観の再現ができていない
こうしたネガティブな意見をひっくり返すほどの内容・作りにしないと「失敗作」になってしまうのが目に見えていました。
完成した実写をみると冒頭の渋谷から完全に人がいなくなるシーンに驚きます。実はこれはセットで、栃木県のとある場所で渋谷の街並みを再現したのだとか。どれだけ費用をかけているのかと驚くほどです。制作者側の力のいれようが伝わります。
またNetflixの「今際の国のアリス」の監督は「GANTZ」を手掛けた佐藤信介氏といったことも期待大のドラマとなっています。
山口編集者
古代解説員
今際の国のアリスがひどいと言われる理由1:キャストの演技力が下手だったため
「今際の国のアリス」ではキャストの演技が下手すぎてひどい、という口コミも多く見受けられました。
力が入りすぎている、オーバーすぎるというのが原因のようです。この辺りは監督の指示だったのか? と思いましたが、監督からの演技指導もほとんど無かった様子。
古代解説員
山口編集者
今際の国のアリスがひどいと言われる理由2:原作とドラマ(実写)のイメージが違いすぎたため
実写化された「今際の国のアリス」の評判は案の定「原作と違う」という声が多くありました。
原作の人気が高い場合、どうしても原作を超えられない場合が多く、視聴者の期待値を下回ってしまうことがほとんどです。
古代解説員
今際の国のアリスがひどいと言われる理由3:原作と年齢設定が違ったため
主人公のアリスを含め原作では高校生として設定されていますが、実写版でアリスは24歳に設定されています。
アリスの同級生であるカルベやチョータも24歳設定になります。
飲酒のシーンやカルベがBARの経営をしている点などを踏まえると致し方なかったのかもしれません。
とは言え、視聴者側のターゲットが20代〜30代を想定しているなら逆に没入感も強くなり、年齢設定の変更がいい方向につながる場合があります。
山口編集者
実際マンガは読んでいないけど、面白い!という意見もあります。
今際の国のアリスがひどいと言われる理由4:どこかで見た展開だったため
サバイバルホラー&デスゲームといったジャンルは、古くはバトル・ロワイヤルやアイアムヒーロー、GANTZ。最近だとイカ・ゲームなどが似た映画として人気があります。
そのため「今際の国のアリス」も新鮮味がない、最後が想像できてつまらないといった声がありました。
それでも海外の評価も高く「今際の国のアリス」は世界40ヶ国で配信されTOP10に入るほどの人気ぶりです。
背景には、先にあげたようなデスゲーム作品の人気が高く、エンディングがわかっていても見てしまうという心理が働いているのでしょう。
今際の国のアリスがひどいと言われる理由6:最終回がひどかったため
一部の人に酷評された実写版「今際の国のアリス」ですが、なかでも最終回の内容について、とてもひどいという声が寄せられています。
そもそも「今際(いまわ)」という言葉は「死に際・臨終・最後」という意味があります。
「今際の国のアリス」というタイトルは、主人公アリスが「今際の国」にいる状態を表しています。
ということからも、渋谷に隕石が落ちて死に際だったアリスが迷い込んでしまった世界?という解釈にもなりますし、他にも様々な考察が溢れています。考察の中には「結局夢だったということ?」「夢オチ?」と捉えている人もいるようです。
夢小説では実際に起こらなかった出来事を最後まで真実のようにひっぱり、ラストでネタばれといった手法がよく批判されます。これを夢オチと言います。
そのため、意味が分からないという声も見られました。
先述した通り今際の国のアリスは、そもそも世界観を先に説明していることから夢小説とは全く違いますが、それでも現実とは違う世界設定から夢小説と照らし合わせて「最終回がひどい」と言われているようです。
山口編集者
古代解説員
さらに「今際の国のアリス」のシーズン2の最後に登場するジョーカーのカードのシーンも話題になっています。
ジョーカーの招待や意図についてはまだ明らかになっていません。
古代解説員
山口編集者