イオンディライトのやばい理由?年収の低さと離職者の多さが原因

イオンディライトのやばい理由?

この記事のまとめ
  1. イオンディライトがやばいと言われているのは本当?
  2. イオンディライトの気になる年収は?
  3. イオンディライトで働く社員のリアルな声

商業施設やビル管理をおこなっているイオンディライトは、ネット上で「やばい」という噂が流れています。

イオンディライトについて調査をしてみると、確かに社員からの悪い評判も目立っていました。さらに掘り下げていくと、リストラの話や離職者が多いといった話もみつかり「やばい」という噂は、現実味を帯びてきています。

古代解説員古代解説員

今回の記事では、イオンディライトの何が「やばい」のかを具体的に確認し、社員によるリアルな口コミやイオンディライトの企業ニュースをかみ砕いて解説していきます。

イオンディライトがやばいと言われる理由

イオンディライトがやばいと言われる理由

イオンディライトを検索してみると「やばい」といったキーワードが表示されています。

イオンディライトに関する口コミでは、辞める人が多い・給料が安いといった内容が多くありました。

山田編集者山田編集者

古代解説員古代解説員

辞める人が多いというのは気になりますが、果たしてこれがやばい噂なのか確認していきます。
イオンディライトがやばいと言われる理由
  • 離職率が高い
  • 仕事がきつい
  • パワハラがある
  • 手取りが少ない

イオンディライト関連キーワード

引用  Google

この章では、社員の口コミをベースに何が「やばい」のか掘り下げていきます。

離職率が高い

イオンディライトでは、以下の口コミからもわかるように退職する人が多く離職率も高めです。

・教育する人がいない 役職者も多いが、多くは全く仕事が できないからせっかく入社した人も すぐにやめてしまう。

・色々事情があるようで、入っても直ぐに辞めてしまう人が多いようです。しかし大企業だから、焦らない雰囲気になっている。

・とにかく、辞めていくひとが多いので、常に募集。来たら、向き不向きもへったくれもなく、空いてしまった部署にブチ込み、後は放ったらかし、で、その人も辞める。 を繰り返している。

引用  indeed

イオンディライトに何かしら問題があるのでしょうか。離職率の高い会社の場合次の特徴があります。

離職率が高い会社の特徴
  • 人事評価が明確ではない
  • 人材の育成に力をいれていない
  • 残業が多い
  • ハラスメントが横行している
  • 厳しいノルマがある
  • 社内全体のモチベーションが低くなっている
  • 給料が安い
  • 希薄な人間関係

そして辞めてしまう人の原因は次の通りとなっています。

辞めてしまう人の原因
  • 人間関係の不満
  • 残業が多い
  • やりがいが見いだせない
  • 給料が低い
  • 社風が合わない
  • 有給休暇が取りにくい
  • 人事評価に不満
口コミから察すると、希薄な人間関係・モチベーションの低い環境といったところが原因でしょうか。

山田編集者山田編集者

古代解説員古代解説員

どうやらそれだけではなさそうです。さらにイオンディライトの「やばい」状況を紹介していきます。

仕事がきつい

・余りおすすめできないです。シフト組に偏りが多い。残業の多い少ないに関わらず、出勤のバランスが悪い。20時、21時に勤務終了した次の日に早朝のシフトが組まれ、体が持たない。

・配属される現場によって過酷なものになります。 休日も電話が鳴り、休んだ気はしないです。 割り切ることが大事です。

引用  indeed

ビル清掃や施設管理を手掛けるイオンディライトでは、配属先によって過酷な環境になってしまう場合があります。

またシフト勤務の現場に配属される場合も勤務時間のバランスが悪くなってしまうケースがありました。

精神的にも肉体的にも「きつい仕事」についていると、体に不調が表れてきます。次のような兆候は危険なサインです。

危険な兆候
  • 仕事が憂鬱に感じてしまう
  • 仕事に集中できなくなってしまう
  • 寝つきが悪い
  • 遅刻が増えてきている

パワハラがある

イオンディライトでは、パワハラやセクハラが横行しているといった口コミです。

この会社はとにかく、残業をしてナンボの会社でした。休日出勤、残業をしてナンボの会社でした。残業、休日出勤をする割にはサービスも度々あり、、、あまりいい会社ではないです。ちなみに組合はあり、契約社員でもしっかりと組合費を取られますが全く機能していません。ちなみにパワハラセクハラは常に横行しています。

引用  キャリコネ

パワハラについての口コミは、数件に留まっているためあまり敏感にならなくても大丈夫かもしれません。

しかし実際被害に合われている方や、これからイオンディライトで働こうと考えている人にとっては気になる口コミです。

注意

もし万一口コミのような「パワハラ」を受けてしまったら、社内の相談機関や市町村にある相談機関を利用しましょう。実際「パワハラ」は社内の人に相談しにくいと感じる人も多くいるものです。しかし泣き寝入りせず、気然とした態度で対応してください。

手取りが少ない

節約を徹底しなければ自立した生活が送れないと思えるほどの給料の安さです。残業で稼ごうと思っても、残業自体ほとんどありません。資格などの取得で手当がつきますが、その手当自体安いため、給料を上げるための資格取得に対するモチベーションは上がりづらいです。

引用  indeed

イオンディライトでは。手取りが低いという口コミも散見されました。

イオンディライトの年収

イオンディライト 年収は?

イオンディライトの平均年収を有価証券報告書を元に紹介します。

年度従業員数平均年齢平均勤続年数平均年収
2018年度4,050名46.0歳11.0年460.9万円
2019年度4,074名45.4歳10.0年470.1万円
2020年度4,118名46.1歳11.8年493.2万円
2021年度4,174名45.9歳11.5年496.4万円

国税庁発表による民間給与実態統計調査結果によると、資本金10億円以上の企業における平均年収は607.6万円(平均年齢43.7歳 平均勤続年数15. 1年)となっています。

この結果を元に比較すると、イオンディライトの年収は同規模の企業と比較し、20%〜30%低い結果となりました。

SNSなどでの書き込みどおり、実際に給料が低いという結果になりました。

イオンディライトで働く社員のリアルな声

イオンディライト 働く環境のリアルな声

古代解説員古代解説員

ここからの章では、イオンディライトで働く社員の声を紹介していきます。
「やばい」と感じる内容も多くあります。

山田編集者山田編集者

うつ病になる人も

不景気の影響もあり、大幅なコストダウン、また客先(イオン店長等)から嫌われ、嫌がらせを受けた為、うつ気味になる人も少なくなかった。社内でもプレッシャーを与えられる場面を多く感じた。

引用  キャリコネ

現場での嫌がらせやプレッシャーのため精神的にまいってしまう人も多くいるという口コミです。

精神的にダメージを受けてしまう原因には、次のようなものがあります。

精神的にダメージを受けてしまう原因
  • 人間関係によるもの
  • 仕事内容(激務・過酷)によるもの
  • 残業の多い職場
  • 給料が安い
  • 仕事が覚えられない
  • 職場に活気がない
  • 仕事が合わない

これらすべてがイオンディライトで行われているとは言えませんが、ネット上の口コミや評判を参考にするといくつか当てはまりますので、とても良い環境とは言えません。

離職者の増加

・転勤が多く退職する方もいます。

・首都圏は仕事の量と給料が見合わずやめる人が多いと聞きました。 なので、大手会社の割に人の出入りが激しいです。

・今のやり方では労働環境が 悪化するだけで退職者も増加してしまいます。

引用  キャリコネ

「イオンディライトの年収」の章で紹介した表を確認してみます。

古代解説員古代解説員

2018年〜2021年までの平均勤続年数にはあまり変化がありませんでした。
つまり、この3年間では、入社してくる人の年齢層より高い年齢層の人が多く退職していると推測できますね。

山田編集者山田編集者

年度従業員数平均年齢平均勤続年数
2018年度4,050名46.0歳11.0年
2019年度4,074名45.4歳10.0年
2020年度4,118名46.1歳11.8年
2021年度4,174名45.9歳11.5年

資格手当は300円

資格によっては更新手続きがあり、その更新にかかる手数料が高いため、今までもらっていた手当が解消されるといった状況に陥ります。

引用  カンパニー通信

資格手当があるが、実務についていないと(会社がその資格を公的に使用)資格手当は数百円/月ととても少ないビル管で月300円の資格手当(資格を持っているだけだと)、それにかかわらず会社は資格取得を奨励する。取得するモチベーションが無い。

引用  indeed

イオンディライトでは取得している資格によって資格手当がつきます。しかし月に300円〜500円程度。

古代解説員古代解説員

手当がもらえるから勉強しているわけではありませんが、月に300円〜500円程度の資格手当では、資格取得のモチベーションは上がらないでしょう。
さらに資格によって更新手数料が必要なものもあるため、せっかくの資格手当も相殺されてしまうようですね。

山田編集者山田編集者

激務!20時間拘束

中には深夜2時開始の20時間拘束(休憩2.5時間)などの店舗もあるようです。清掃等の外部業者の作業が営業時間外にあると更に残業が発生します。通し勤務含め出勤日数は月の半分程。給与のベースは880円の時間給です。変形労働の200時間程を消化して、収入は総支給で20万に届くか届かないか程度だと思います。

引用  indeed

イオンディライトはビルの施設管理などを中心におこなっている会社のため、どうしても建物に人が少ない深夜帯に作業が行われることがあります。

口コミのように深夜2時開始の20時間拘束ともなると終了は夜の10時。かなり過酷な現場です。

2023年までに180人のリストラがやばい?

2023年までに180人のリストラがやばい?

イオンディライトでは2023年度までに設備管理関連に従事している社員180名を削減するとしています。

理由としては、昨今のDX化(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、人の経験などに頼らない組織つくりのためとのこと。

古代解説員古代解説員

内容を確認したところ、180人の人員削減に関しては、配置転換となるためリストラではありません。

経験が物を言う仕事の場合、「実績のあるベテラン社員」に対して業務の比重が高くなってしまうという側面がありました。しかしDX化(デジタルトランスフォーメーション)によって、仕事のやり方が根本的に変わっていきます。

DX化を推進すると何が変わってくるのでしょうか?

山田編集者山田編集者

DX化(デジタルトランスフォーメーション)で何がかわる?

ビル管理システム業務においては、デジタル技術により一元管理を行ったり、センサーなどによる効率化を行ったりすることで人に頼る部分を縮小できます。

またイオンディライトが提供している「トイレ・ゴミ箱IoTシステム」も話題になっています。

「トイレ・ゴミ箱IoTシステム」では次の情報が把握できるようになりました。

トイレ・ゴミ箱IoTシステムの情報
  • トイレの使用回数
  • トイレットペーパーの残個数
  • 混雑状況
  • 長時間利用者の有無

ショッピングモールなどの大型商業施設に導入することにより、空いているトイレを効率よく利用できるといったシステムです。

また施設を管理している側のメリットとしては、利用頻度の多いトイレを先に清掃したり、トイレットペーパーの補充もスピーディーに対応できたりするため少人数で無駄なく対応できるようになります。

MEMO

今までは、定期的に巡回して対応していたものを、少ない人数で対応していけるというのは人件費の大幅な見直しが可能となります。

イオンディライト設備管理の教育がやばい?

イオンディライト設備管理の教育がやばい?

イオンディライトのDX化(デジタルトランスフォーメーション)について解説しましたが、こうした動きはイオンディライトの若手研修にも導入されています。

イオンディライトでは、企業内大学「イオンディライトアカデミー」にて年間8,000人の研修を行うとしています。研修は、電気工事などを含むビル施設管理の内容で「社員の即戦力化」を目指している動きになっています。さらにIT技術の専門講座を500人の若手社員中心に開催するとのこと。

古代解説員古代解説員

即戦力化や若手社員を中心にといったキーワードが目立つイオンディライトの設備管理教育は、組織の若返りや再編成の布石といった印象がありますね。
中堅社員もおちおちしていられない状態となっています。

山田編集者山田編集者

イオンディライト会社概要

イオンディライト公式サイトの画像

会社名イオンディライト株式会社
創立1972年11月16日
代表代表取締役社長 兼 社長執行役員 グループCEO 濵田 和成
所在地大阪市中央区南船場2-3-2 南船場ハートビル
資本金32億3,800万円
従業員数4,174名 グループ合計:20,200名(2022年2月末日)
公式サイトイオンディライト公式

2006年にジャパンメンテナンスがイオンテクノサービスを吸収しイオンディライトを設立しました。

商業施設やオフィスのビル管理や清掃、警備などのオフィスサービス事業を展開。現在商業施設の売上において国内最大手の会社。中国を中心に海外においてもサービスを提供しています。

まとめ

イオンディライトのやばい理由について解説しました。

イオングループの会社であるという点で「大手だから安心」と考えている人もいらっしゃると思います。しかし社員の本音からは、給料の安さや過酷な勤務時間の状況など不満も多く見つかりました。

このような背景には2018年に成立した「働き方改革」や「コロナ禍によるリモートワーク」の増加が考えられます。

働き方改革では、有給休暇は比較的取得しやすくなったと感じている人も多いと思います。しかし有給取得者が増加するようになったため、平日業務はより密度を高く働かないと業務が終わらなくなるといったマイナス面も指摘されています。(残業増加に繋がるケースも)

またコロナ禍によるリモートワークの増加で、リモートワークが出来ない現場の社員とリモートワーク中心の事務系の社員との間で摩擦ができてしまう現状があります。

山田編集者山田編集者

古代解説員古代解説員

一昔前ならそれほど「やばい」状況にはなっていないかもしれません。しかし昨今のイオンディライトの社員の不満をには、こうした心理的な不満が垣間見れるものでした。