電通が嫌われる理由4選!やばいと言われる理由も解説。

電通がやばいといわれる理由4選

電通のまとめ
  1. 電通がやばい?なぜ叩かれる?4つの理由を紹介
  2. 電通は闇?リアルな元社員の評判・口コミ
  3. 電通はなぜ潰れない?3つの理由を解説

「電通がやばいって言われる理由って何なんだろう?」「就職を考えてるいるけど、実際の評判や仕事内容ってどんな感じなんだろう。」

電通への就職を考えている方は、このように悩んでいるのではないでしょうか。

電通は国内でも最大手の広告代理店です。 ただ実際にネットで検索してみると、やばいという噂や不祥事に関する記述が目に入ります。

佐藤解説員

今回は、電通の元社員の評判ややばいといった口コミを検証します。
電通の平均年収、離職率、過去にあった不祥事など様々な情報を紹介するので、あわせて参考にしてみてください。

山田編集者

電通はなんの会社?

電通とはなんの会社?

電通と検索すると電通がやばい、電通クズなどマイナスな関連キーワードが出てきますが、そもそもなんの仕事をしている会社かをご紹介していきます。

電通は国内でも最大手の広告代理店で、海外の広告会社を積極的に傘下に収めて規模を拡大しています。

テレビCMをはじめさまざまな広告出稿やプロデュースに携わっており、クライアントへコンサルティングを行ったり、クリエイターをまとめたりなど業務内容はさまざまです。

国内の有名企業とも提携するなどレベルの高いクリエイティブ制作に取り組んでいます。

レベルの高い仕事に取り組んでいるからこそ、求められている人材のレベルは高い傾向にあります。

山田編集者

佐藤解説員

選考時には過去の実歴や学歴、保有資格など細かい点まで見られることが多いでしょう。

会社名株式会社 電通
本社所在地東京都港区東新橋1-8-1
代表電話番号03-6216-5111
従業員数6,578人(2021年12月末日現在)
代表取締役榑谷 典洋(くれたに のりひろ)
林 信貴(はやし のぶたか)
公式サイト電通公式

電通は東京都港区に本社がある、国内でも大手の広告代理店です。

グループ会社も数多く存在し、ジャンルに関わらずさまざまな広告やクリエイティブ案件関わっています。また広告事業に関わらず、DXや最新の知見に基づいた事業も推進しているのが強みです。

常に時代の先を読み、1901年の創業から現在でも多くの成果をあげている企業といえます。

電通は何がやばい?嫌われる理由を4つ紹介

電通がやばい?

電通が世間で叩かれてしまうのはなぜでしょうか?

山田編集者

佐藤解説員

電通が嫌われる理由として主に4つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
電通がやばいと言われる4つの理由
  1. 理由1:悪いうわさが多い
  2. 理由2:ブラック企業の体質がある
  3. 理由3:不祥事が多い
  4. 理由4:必要がないという声が多い

理由1:悪いうわさが多い

電通は国内でも規模の大きい会社であり、ニュースで取り上げられることも多いです。

そのため、人の目に留まりやすく悪いうわさなども流れやすくなっています。

電通の悪いうわさ
  • 未だにブラック企業である
  • パワハラが横行している
  • 焼肉接待がある
  • オリンピックで複数の不祥事があった

これらの噂は事実に基づいたものもあれば、真意が不明のものまでさまざまな話が出回っています。

理由2:ブラック企業の体質がある

電通といえばブラック企業であるという風潮が、まだ根強く残っています。

過去には社員が過労死する事件が起こっており、いまだに人々の中で悪いイメージが残っているのです。

ただ、現在では労働環境が改善されており、以前よりも働きやすくなっています。

公式ホームページでも労働時間を80%に削減することを提言しており、対策に力を入れていることがうかがえます。

”所属する部署によっても変わるかもしれないが、堅苦しい社風ではなく自由な雰囲気。

スーパーフレックスや在宅も導入しているので働きやすい環境。”

引用: Indeed

口コミサイトではこのような意見もあり、働きやすい環境が保たれていることがわかります。

フレックスや在宅も積極的に導入されているので、快適な環境で働くことが可能です。

理由3:不祥事が多い

電通は過去に様々な不祥事を起こしており、たびたびニュースでも取り上げられています。

電通の不祥事
  • 社員の過労死
  • 広告料不正請求事件
  • オリンピック事件

最近では、オリンピックでの不正献金に関わっている疑いでニュースに取り上げられることが多いです。

たびたび良くないニュースが取り上げられてしまったことから、いまだに電通に対して反感を持っている人が多いのが事実です。

山田編集者

理由4:必要がないという声が多い

電通って日本にそんなに必要な存在なのでしょうか?

普通高層ビルっていくつもの会社は入って一つのビルなのですが

電通の高層自社ビルって写真で見る限り、どれくらい電通が大きな権力と資産を有している大企業かを思い知らされます。

引用: Yahoo!知恵袋

電通博報堂の存在意義って何でしょうか?

結局のところ、電博に広告を頼まなくても、中小企業では凄い会社はいっぱいあるわけです。

企業の中でマーケティングが出来ていれば、撮影は○○に発注、芸能人は直接プロダクションに発注、コピーライトは、○○に直接は中、Webは○○に発注とやれば、電博に余計なお金を払わずにすみます。

電博は上場企業ですので、中小企業に比べ信用力があるという点は否めませんが、

極論として、電博が抑えているCM枠を安く買い叩く以外意味がないのではと思います。

放送枠の買取とかも極論放送局から直接買ったほうがよさそうですし。

総合的に広報する場合、自社でやった方が、管理をしやすいですしね。”

引用: Yahoo!知恵袋

ネット上でリサーチすると、電通はそもそも必要がないといった意見が挙げられていました。

国内では電通以外にも多くの広告代理店があることや、そもそも自社で広報を行った方が安く済むのではという疑問を抱く方もいます。

電通はクズ?ブラック?平均年収や離職率を紹介

電通はブラック?

電通の平均年収は約1,295万円とされています。 広告業界の平均年収は400万円程度と言われているので、高い傾向にあるといえます。

また、離職率は2021年度で6.23%とされており、離職率が高い広告業界においては低い水準となっています。

電通はブラックと言われる広告代理店でありながら、平均年収・離職率ともに優秀な値となっています。

参照: 有価証券報告書 電通採用サイト

電通は闇?もう関わりたくない?リアルな元社員の評判・口コミ5選

リアルな元社員の評判・口コミ5選

佐藤解説員

電通と検索すると「頭がおかしい」「もう関わりたくない」といったサジェストキーワードが出てきます。
実際の元社員の口コミを厳選すると、以下の5つが挙げられます。

山田編集者

電通の元社員の口コミ
  • トップクラスのクリエイターと仕事ができた
  • 社員のレベルが高い
  • ワークライフバランスが悪い
  • とにかく忙しく大変
  • プレッシャーがかかる

トップクラスのクリエイターと仕事ができた

世界一の代理店だけあってトップクラスのクリエーターとしごとできたり、一流のクライアントの社長とお話しする機会があったりと、人生の経験を豊かにできる会社です。

引用: Indeed

電通は提携している企業も一流ばかりなので、トップクラスのクリエイターと仕事をする機会があります。

携わっている人のレベルが高いと自分自身の成長に繋がります。

佐藤解説員

大企業で働くからこそのメリットと言えますね。

社員のレベルが高い

華やかでクリエーティブな部署も多いためか、個性が認められやすいがコミュニケーション能力が低い方は皆無。

引用: Indeed

電通は仕事で求められるスキルが高いので、 学歴や経歴、過去の実績などを細かく見た上で優秀な方が採用されています。

特にコミュニケーション能力などが高い方が多いので、スムーズな意思疎通を実現できるでしょう。

ワークライフバランスが悪い

非生産的で、かつワークライフバランスがない職場だと思います。

残業時間は部署によって大きく異なります。

引用: Indeed

電通は過去の過労死事件をきっかけに、自社の労働環境を改善しています。

ただ元社員の口コミを見ると、いまだにブラックな体質が残っているのではないかという疑念が拭え切れません。

佐藤解説員

電通は広告代理店なので、残業量が多くなりがちなのはある意味仕方がないのかもしれません。ただし、体調管理は必須です。

とにかく忙しく大変

悪い点 とにかく忙しい

引用: Indeed

電通は様々なプロジェクトを扱っており、業務量が多いのが特徴です。 部署にもよりますが、暇な時は基本的にないと考えた方が良いでしょう。

繁忙期には残業だけではなく休日出勤なども考えられます。

忙しい中でもしっかりと体調管理をする必要がありますね。

山田編集者

プレッシャーがかかる

厳しい要請の毎日、そしてGoogelなど最先端のデジタルメディアとのお付き合い、どれもこれも最高に自分を鍛えてくれています。自分に自信が持てています。

引用: Indeed

電通が関わる仕事は、いずれもプロの仕事ばかりです。 成長できる機会に恵まれますが、人によってはプレッシャーがかかる場合もあります。

プロジェクトの規模が大きいので、小さなミスでも大きなトラブルに発展してしまう可能性があります。逆をいえば、プロジェクトを終えた後の達成感もまた大きく、やりがいを感じながら働くことができます。

電通は潰れる?悪事と呼ばれる事件

電通は潰れる?

佐藤解説員

電通は、過去に過労死問題や広告料不正請求などあまり良くない話題で注目を浴びました。
いずれも国内でニュースになった事件なので必ずチェックしておきましょう。

山田編集者

電通で起きた事件
  • 過労死問題
  • 広告料不正請求事件

過労死問題

電通では過去に2度の過労死事件が発生しており、世間からの印象を大きく下げました。

最初の事件では、1991年8月27日に電通の社員が過労により自殺しています。

男性社員の1か月あたりの残業時間は147時間に達していたとされており、長時間労働でうつ病を患っていました。 酒席でビールを飲むよう強要されたり、パワハラを受けたりと日常的に虐げられていたそうです。

2000年に電通が遺族に1億6800万円の賠償金を支払うことで結審しており、この事件以降、電通は世間から批判されることが増えました。

また、2015年には新人女性社員の自殺が発生しています。1か月の時間外労働が約130時間に昇り、過労死ラインといわれる80時間を超過していました。

残業だけではなく、日常的に上司によるパワーハラスメントやセクシャルハラスメントを受けていたとされておりそちらも問題になっています。

山田編集者山田編集者

広告料不正請求事件

電通は過去に広告の未掲載で架空請求を行っており、2016〜2017年に大きな問題になりました。 被害に遭ったのは10社で、計338万円の被害総額に達したことが電通から公式に発表されています。

国内事業に携わっていた高田佳夫専務以下の執行役員17人に減俸処分を与え、自社でも再発防止に努めるようになりました。

MEMO

2016年に広告主であるトヨタ自動車からの指摘で判明しており、クライアントを騙していたことから、広告代理店としての評判を落としています。

電通はオリンピックでの評判がなぜか悪い?何をしてしまったのか解説

電通はオリンピックでの評判がなぜか悪い?

東京五輪事業に関わっていた電通含む9社と1団体が、独占禁止法に抵触する疑いが出ており、公正取引委員会と連携して現在も調査が進んでいます。

談合の疑いがあるのは、組織委が18年に行ったテスト大会の計画立案などを委託する業務の入札だったとされています。

競技が行われる会場ごとに計26件が総合評価方式の競争入札で行われ、電通をはじめとする広告会社や共同事業体の団体が落札しました。

契約の総額は計約5億円に昇るとされており、会場ごとの落札予定者を事前に決めていた疑いがあることから、独占禁止法に抵触する疑いで調査が進んでいます。

佐藤解説員

お金がらみの不祥事が起きてしまったので、電通は再び世間から厳しい批判を受けることになりました。

電通はなぜ潰れない?主な3つの理由を解説

電通はなぜ潰れない?

佐藤解説員

電通は過去にいくつかの問題が発覚していますが、潰れることはないと言われています。
なぜ電通は潰れないと言われるのでしょうか?主な理由3つを解説します。

山田編集者

電通が潰れない理由
  1. 組織としての規模が大きい
  2. 高い成果を挙げている
  3. 広告業界で最大手

組織としての規模が大きい

電通は国内でも最大手の広告代理店であり、現在でも組織としての規模を拡大し続けています。

電通の概要
  • 資本金:100億円
  • 従業員数:6,578人(2021年12月末日現在)
  • 売上高:5.2兆円
  • 売上総利益:9,765億円

資本金、売上ともに桁違いな会社であり歴史もあります。たとえ不祥事が起きたとしても、 きちんと対応出来る体力があるといえるでしょう。

高い成果を挙げている

電通は日本の企業でありながら、145国の地域で事業を展開しています。

そのうえでトランスフォーメーション戦略・成長戦略、コンテンツ&スポーツマーケティング、クリエイティブと多角的な事業を展開しているのが強みです。

最終的な営業利益として、1,790億円を獲得していることからも高い成果をあげていることがうかがえます。

MEMO

世間からは厳しい評価を浴びせられていることが多い電通ですが、実際に優秀な企業であることから潰れない理由の1つとして挙げられるでしょう。

広告業界で最大手

電通は博報堂と並び、広告業界でも最大手の広告代理店です。

国内の広告やクリエイティブ事業に数多く関わっており、その影響力は高いとされています。 ジャンルに関わらずさまざまな案件に携わっているため、多くの企業とも提携関係にあり今後もさまざまな分野で活躍することが予想されるでしょう。

電通で働く環境はどのようになっているのか

電通で働く環境

電通では以前、過労死事件などが起きておりブラック企業大賞を受賞しています。 ただ、現在では過去の不祥事からの反省を生かし労働環境の改革を推し進めています。

2022年度第1四半期には、1人当たりの法定外労働時間も11.5時間にまで減らすことに成功しました。

三六協定超過者数も0名となっていることから、旧来のブラック企業体質から改善していることがうかがえます。

山田編集者

電通の転職事情を紹介

電通の転職事情

電通では以下の領域で中途採用を募集しています。

中途採用領域
  • BX(ビジネストランスフォーメーション):顧客企業の事業成長と企業変革を実現するビジネス変革領域
  • DX(デジタルトランスフォーメーション):マーケティング基盤の変革を実現するデジタル変革領域
  • CX(カスタマー·エクスペリエンストランスフォーメーション):最適な顧客体験をデザインし実現するカスタマーエクスペリエンス変革領域
  • AX(アドバタイジングトランスフォーメーション):広告の高度化、効率化を実現する広告変革領域

また、募集している職種の一部として以下の例が挙げられます。

募集している職種
  • 広告プランナー
  • Webディレクター
  • コンサルタント
  • UI/UXデザイナー
  • データアナリスト
  • マーケティングプランナー

佐藤解説員

領域や職種ごとに仕事内容が大きく変わるので、公式の情報を熟読して対策を練るのが大切です。

まとめ

電通は国内最大手の広告代理店で、現在でも優秀な方々が多く働いています。

ただ、過去に不祥事や事件を起こしており、世間からの評判はあまり良くないのも事実です。

電通はやばい、というワードが出てきてしまう背景には過去の事件等の印象が強く残ってしまった事が一因でしょう。

残業が多いのは良くないですが、それだけやりがいや達成感を感じることができる側面もありますね。

山田編集者

佐藤解説員

悪い面が表に出やすいですが、電通が誰もが知る一流の会社であることは間違いありません。