- ネットワンシステムズがやばいと言われている理由
- ネットワンシステムズの採用大学
- ネットワンシステムズの平均年収
ネットワンシステムズは情報インフラの構築をはじめとする情報伝達技術関連のサービスを提供している会社です。
今後も発展していくICT社会の一端を担うネットワンシステムズだからこそ、就職や転職を希望する方も少なくはありません。
しかし、「ネットワンシステムズはやばい」「上場廃止する」といった悪い噂もあり、将来性が気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事ではネットワンシステムズに関する悪い噂の真相や将来性について分かりやすく解説します。
小室解説員
山口編集者
ネットワンシステムズがやばいと噂される理由は?不祥事や上場廃止の真相
ネットワンシステムズをGoogleで検索すると、「やばい」「不祥事」「上場廃止」といったマイナスワードが沢山出てきて不安に思う方も大勢いるでしょう。
本当のところ、実際に起こったことなのかどうか口コミと併せて真相を解説していきます。
ニュースでも取り上げられた不祥事の事件から上場廃止の噂、社員の体験談等を併せてご紹介させていただきますので、これから就職や投資を考えている方は
上場廃止の噂はうそ?2001年に一部上場を果たしている
ネットワンシステムズの株式が公開されたのは1996年10月14日で、店頭市場(現ジャスダック証券取引所)に公開されています。
その後、2001年12月20日に東京証券取引所市場第一部に株式を上場しており、現在も上場廃止されることなく運営しています。
上場廃止でやばいとの噂が出回ってしまっている要因の一つとしては、不祥事が相次いでいることが挙げられます。
従業員が仕入れ先企業の見積額を上乗せして要求し、ネットワンシステムズから2億円を不正に流出。
プライベート口座に入金し、2年間でおよそ1,500万円越えの利用が判明。(参照元:朝日新聞)
この他に7人が原価付け替えをしていた上に、実はネットワンシステムズでは以前にも複数のIT企業を絡めた1,000億円以上の循環取引が見つかったばかりでした。
この事件は詐欺事件として取り扱われ、元従業員は逮捕されましたが、それだけにとどまりませんでした。
証券取引等監視委員会は循環取引においてネットワンシステムズが利益の過大計上をしたとして金融庁に勧告、金融商品取引法に基づき8110万円の課徴金納付を命じられました。
小室解説員
ネットワンシステムズはブラック?残業が多く帰れないからやばい?
ネットワンは取引あるんですけど、営業さんも担当者も毎日深夜残業で超絶ブラック。
実はこの粉飾も知ってました(東芝との絡みは知りませんでしたが)
働き方改革のソリューション売ってるのに自社がこれでは・・・とずっと思ってました(^^;
— ぬすっトド (@holyjavelin84) January 22, 2020
【年収、評価制度】額面上多く見えるが、実際は残業代で稼ぐ額が大きい。また、残業前提で業務が回っているためワークライフバランスを取ることは難しい。
引用元:転職会議
基本給が取引に低いため、残業で稼ぐしかない。にも関わらず、残業が厳しくなり、循環取引やコロナの影響で仕事も少なくなり残業があまりできなくなってしまっている現状がある。
制度評価が正しいのかは疑問だが、人が評価することなので納得いかなくてもしょうがないのかなと思う。
引用元:転職会議
ネットワンシステムズでは残業が多いという口コミが多く見受けられました。
マイナビ転職の仕事内容の中では残業時間は月30時間程度との記載があり、この計算で行くと毎日1時間程度の残業であることが伺えます。(参照元:マイナビ転職)
労働基準法には時間外の労働時間の上限が定められており、月45時間、年360時間が守るべきルールとして決められています。(※労使の合意のもと特別条項が組まれない限り)参照元:厚生労働省
ネットワンシステムズの平均残業時間を見ると、そこにも触れられない時間となるため、残業時間が多くブラック、という口コミは一部の部署に限られる可能性が高いでしょう。
ネットワンシステムズとは:会社概要
社名 | ネットワンシステムズ株式会社 |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー |
設立 | 1988年(昭和63年)2月1日 |
連結社員数 | 2,548人(2023年3月31日現在) |
公式サイト | ネットワンシステムズ公式 |
「人とネットワークの持つ可能性を解き放ち、伝統と革新で、豊かな未来を創る」という目的のもとネットワーク関連のサービスを提供しています。
オフィスへの情報インフラ構築はもちろん、自治体や大学、小中学校といった公的機関まで幅広いネットワーク基盤を支えていることが特徴です。
- ネットワーク最適化
- クラウド活用やデータセンター
- セキュリティ対策
- データ分析とIT運用サポート
- 災害対策バックアップ
自社開発したサービスを軸にネットワークシステムを最適化する事業を中心にしており、活動をデータ化して効率的な運用をサポートしています。
長年メインとしてきたネットワーク構築に加えて、近年ではセキュリティ対策やクラウドサービスなども幅広く展開しています。
山口編集者
小室解説員
ネットワンシステムズの就職難易度はやや高め
山口編集者
小室解説員
採用大学は幅広く学歴フィルターの可能性は低め
結論からお伝えすると、ネットワンシステムズの就職難易度はやや高めですが、学歴フィルターはそこまで気にする必要はありません。
ネットワンシステムズの公式サイトでは「新卒」「中途」「第2新卒」の採用ページが公開されており、新卒採用では毎年51〜100名ほどを採用しています。
愛知県立大学、青山学院大学、麻生情報ビジネス専門学校、茨城工業高等専門学校、宇部工業高等専門学校、愛媛大学、大分大学、大阪工業大学、大阪市立大学、大阪大学、大妻女子大学、岡山大学、お茶の水女子大学、香川大学、金沢工業大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、北九州市立大学、九州大学、京都女子大学、KCS福岡情報専門学校、慶應義塾大学、工学院大学、甲南大学、神戸大学、芝浦工業大学、信州大学、上智大学、成蹊大学、専修大学、高崎経済大学、千葉大学、中央大学、中京大学、電気通信大学、東海大学、東京工科大学、東京工業大学、東京女子大学、東京都市大学、東京理科大学、東邦大学、東洋大学、鳥取大学、同志社女子大学、同志社大学、奈良女子大学、南山大学、日本女子大学、日本大学、兵庫県立大学、船橋情報ビジネス専門学校、法政大学、北星学園大学、北陸先端科学技術大学院大学、宮崎大学、明治大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、和歌山大学、早稲田大学
引用:リクナビ2023
採用大学の実績をみると、難関私立や国立大学はもちろん入っていますが、偏差値50前後の中堅大学・専門学校といった採用大学も多く見られます。
就職難易度は高くても幅広い採用大学の実績があることから、学歴フィルターの可能性は低いことが分かります。
朝日新聞EduAが公開している「企業入社難易度ランキング2022」では、ネットワンシステムズは上位340社にランクインしていません。
(参照元:朝日新聞 )
山口編集者
ネットワンシステムズの平均年収は869.1万円と高い
ネットワンシステムズの平均年収は869.1万円となっており、一般的な平均年収よりも高めです。
国税庁が公開している「令和3年分民間給与実態統計調査」では、平均給与が男性545万円・女性302万円となっています。
(参照元:令和3年分民間給与実態統計調査 )
IT業界全般が比較的給与が高い分類に入ることもあり、ネットワンシステムズでは日本全体の平均給与443万円の2倍近くの安定した年収が得られます。
なお、平均年収は管理職クラスと新卒の年収を混ぜて出しているため、入社したての頃はそこまで年収が高くはありません。
小室解説員
ネットワンシステムズの社風や働き方、福利厚生について
小室解説員
山口編集者
社風はベンチャー寄り
歴史の長い大手企業ですが社風はベンチャー寄りで、年功序列ではなくパフォーマンス重視で評価されることが多いです。
ネットワンシステムズの社員口コミでは、「個人裁量が高い」「立候補すれば大きい案件に携われる」といった内容が多く見受けられました。
研修制度も整っていることから、若いうちから主体的に動いてスキルアップしていきたい方とは非常に相性が良い企業だと言えます。
良くも悪くも結果重視で評価される会社であるため、受け身で手厚いフォローが欲しい方には向いていません。
テレワークやフレックス制度なども取り入れている
ネットワンシステムズではテレワークやフレックス制度も取り入れており、比較的柔軟な働き方ができる会社です。
実際の勤務状況をみても、平均残業時間が比較的少ないことやフレックス制度の導入などから、働きやすい環境づくりに力を入れていることが分かります。
ただし、配属先による違いが大きく、毎日定時で帰れる部署がある一方で、残業ばかりになる部署もあるといった声もある点には注意が必要です。
福利厚生は充実している
従業員数が2,000名を超えている大手企業であることからも、福利厚生はかなり充実している傾向にあります。
- 厚生年金基金
- 確定拠出年金
- 総合福祉団体定期保険
- 職場親睦会(年4回)
- バースデイギフト
- 借上独身寮
社会保険や厚生年金といった基本的な福利厚生だけでなく、社宅や通勤手当(1ヶ月10万円まで)といった手当も用意されています。
山口編集者
ネットワンシステムズは将来性がある会社
山口編集者
小室解説員
引用:年収チェッカー
売上は2016年からほぼ横ばい〜少し右肩上がりになっており、上記グラフの純利益の推移に関しては年々成長傾向にあります。
ITからICTへと時代が変化している昨今において、ネットワーク基盤の需要は増加していく可能性が高く、将来性がある安定した会社だと言えます。
情報サービスが現在ほど発達していなかった設立当時より日本のICT活用に注力していることからも、国内での実績が豊富にあることが伺えます。
小室解説員
(参照元:情報・通信業業界 売上高ランキング )
まとめ
情報インフラ構築を中心にネットワーク関連のサービスを提供しているネットワンシステムズについて、就職難易度や将来性などを解説しました。
ネットワークに関するサービスを展開しているものの、技術職・営業職・企画事務職など幅広い職種を募集していることも特徴です。
就職難易度が高い人気企業ですが、幅広い採用大学からの雇用実績があり学歴フィルターの可能性は低いです。
山口編集者
小室解説員