パーソルキャリアは何がやばい？激務？上場廃止？離職率が高い？評判を解説

パーソルキャリアは、転職サービス「doda」を運営する人材サービス企業です。

dodaには2022年2月末までに累計679万人が会員登録しており、転職サービス最大手の1つです。

業界最大手のパーソルキャリアですが、Googleで検索すると「パーソルキャリア　やばい」「パーソルキャリア　激務」などのネガティブなワードが見つかります。

出典：Google検索「パーソルキャリア」

この記事では、パーソルキャリアがなぜ「やばい」と言われるのか、理由を年収や離職率、社員の口コミを基に、詳しく解説します。

パーソルキャリアはどんな会社？

パーソルキャリア株式会社は、転職支援、求人情報提供、アウトソーシングなどを手がける包括的な人材サービス企業です。

1989年6月15日に設立され、パーソルホールディングス株式会社の傘下企業として高い知名度を持ちます。CMや中づりなどで誰もが一度は目にしたことがあるだろうdoda(ドゥーダ)を運営していることで有名です。

そんなパーソルキャリアの主要な事業は、転職関連メディアの運営、人材紹介、新卒者の紹介、障がい者向けサービスなど幅広い人材サービスを展開しています。

パーソルキャリアはやばいと言われる理由。激務が原因？口コミ・評判を解説

パーソルキャリアへの就職・転職を検討している方なら、「やばい」というキーワードを目にすると、不安に感じるはずです。

しかし、「やばい」という言葉は、ネガティブ・ポジティブどちらの面でも用いられることがあります。

【理由1】激務でノルマに追われるからやばい

パーソルキャリアが主要事業として取り組むのは、企業への人材紹介サービスです。

パーソルキャリアに限らず、人材紹介サービスでは、企業と求職者の両方の意見に耳を傾ける必要があり、ノルマも設けられています。

特に、パーソルキャリアの営業職ではノルマが多く激務になりがちです。

これは、dodaなどの転職サービスでは、特に登録者数や求人数が重要視されており、マッチング数を増やすことが必須となるためです。

openworkの職種別口コミデータによると、キャリアアドバイザーやコンサルタント、人材紹介などの営業職では、「やばい」激務になりがちなことが分かります。

※openworkの情報を基に作成

パーソルキャリアの営業職では、確かにノルマが多く、「やばい」激務になることは間違いありません。

しかし、職種により激務のレベルは異なり、エンジニアや事務職では「やばい」レベルで働きやすくなります

【理由2】年収が低すぎる？

openworkの口コミデータによると、パーソルキャリアの正社員559人の平均年収は527万円です。

国税庁の「令和3年：民間給与実態統計調査」によると、正社員の平均年収の推移は以下の通りです。

※令和3年：民間給与実態統計調査に基づき作成

パーソルキャリアの年収は、全職種の正社員の平均年収と比較すると高く、「やばい」低さではない印象があります。

しかし、openworkの口コミ評価では、「待遇面での満足度」が5段階評価で2.7となっています。

※openworkより引用

他の項目の評価よりも「待遇面での満足度」だけが低評価となっており、年収が低すぎて「やばい」と感じている社員が多いことが分かります。

現職のパーソルキャリア社員（マーケティング部門）の年収内訳を確認します。

※openwork口コミに基づき作成

上記の口コミをしている方の年収は、パーソルキャリア全体の平均年収よりも83万円高い金額ですが、「待遇面での満足度」は5段階評価の3.0となっていました。

【理由3】就職難易度が高すぎる？

パーソルキャリアは人材サービス会社として国内最大手の1つであり、就職難易度が高くて「やばい」と噂されています。

しかし、2023年卒業の就活生が就職を希望する上位200位までに、パーソルキャリアの名前はありませんでした。（キャリタス就職2023調べ）

パーソルキャリアでは、中途採用に力を入れていることもあり、新卒での就職難易度は「やばい」ほど高すぎるということはありません。

しかし、中途採用では多くの職種で、必須スキルや経験年数が設けられており、就職難易度が高くなります。

※openwork求人情報に基づき作成

【理由4】辞めたい声が多く離職率が高い？

パーソルキャリアは激務のため、離職率が高すぎて「やばい」と噂されることがあります。

パーソルキャリアに限らず、人材サービス業界には営業ノルマがあり、激務を強いられるために、他の業界よりも離職率が高くなる傾向があります。

パーソルキャリアの明確な離職率は、大手転職サイトでも公表されていないため、実際に辞めたい人が「やばい」ぐらい多いかは分かりません。

しかし、openworkでは「転職意思がない社員による総合評価4.0以上」の企業として、ピックアップされています。

つまり、様々な要因で辞めたいという人がおられるものの、ずっとパーソルキャリアで働き続けたいと考えている人も多いということが分かります。

【理由5】ホワイトな職場すぎてやばい

パーソルキャリアを含むパーソルグループ全体では、働きやすい職場環境づくりに力を入れており、ホワイトすぎて「やばい」と噂されています。

パーソルのブランドスローガンは「はたらいて、笑おう」です。

このスローガンを基に、お互いを称賛しあう企業文化を発展させています。

例えば、半期または四半期ごとに業績の良かった個人や組織を表彰し、特に優秀な成績を残した個人には、海外研修旅行の権利が与えられるなどの特典があります。

また、社員同士のフラットな関係性も重要視しており、社内ではどの社員も役職ではなく「さん」付けで呼び合います。

これには、社長や執行役員も含まれており、社内のフラットな関係性が「やばい」と言われています。

openworkの総合口コミ評価では、5段階で3.95の評価を得ており、これは全64,416社のうち上位1%に該当する高評価です。（2023年3月17日時点）

【理由6】採用大学の幅が広い

パーソルキャリアの採用大学は、「やばい」ほど幅広いという噂があります。

これが事実かどうかを確認するために、実際に新卒でパーソルキャリアに就職した方が卒業した大学を調査しました。

※リクナビ2024より引用

リクナビ2024によると、パーソルキャリアの採用実績には、有名私立大学や国立大学が並びます。

一方で、難関大学からの採用だけではなく、多くの大学から幅広く採用しており、偏差値による学歴フィルター・大学フィルターなどは設けていないことが分かります。

つまり、パーソルキャリアは「やばい」くらい幅広い大学から採用しているという噂は、事実です。

リクナビ2024に掲載されている採用情報によれば、パーソルキャリアでは「チームワークを重視する人」「個性をアピールできる人」「学生時代に起業経験がある人」などが求める人物像として挙げられています。

パーソルキャリアでは相互に称賛し合う企業文化が重視されているため、個性をしっかり発揮しつつ、周りを活かしながら仕事に取り組める人材が求められています。

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パーソルキャリアは上場廃止になった？顔採用？気になる疑問を解説

【疑問1】パーソルキャリアは顔採用って本当？

ネット上では「パーソルキャリアは顔採用をしているのでは？」という噂もあるようです。

実際の採用評価は様々な要因が関係するため、真実は謎ですが、就職・転職面接において第一印象が重要なのは言うまでもありません。

特にパーソルキャリアが手掛ける人材紹介サービスでは、対人業務が多く、第一印象が重視されます。

【疑問2】パーソルキャリアは上場廃止って本当？

パーソルキャリアは上場廃止したから「やばい」のでは？という疑問があります。

たしかに、パーソルキャリアは2008年に上場を廃止していますが、それはパーソルホールディングスの持株会社化の流れに伴うもので、業績悪化が原因ではありません。

パーソルキャリアが属するパーソルホールディングスは、2023年3月時点で東証プライム市場に上場しています。

【疑問3】doda以外のパーソルキャリアが手掛けるサービスは？

パーソルキャリアでは、dodaを代表とする人材紹介以外にも採用代行や業務委託、転職イベント運営などの様々なサービスを手掛けています。

また、dodaだけでもハイクラス転職のdodaXや新卒採用に特化したdodaキャンパスなど多くのサービスを展開しています。

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パーソルキャリアの口コミや評判

【評価1】人材紹介でより良い転職をサポートできるやりがいを感じた

人々のより良い働き方を見つける支援が出来るという点は他の業界にない特徴で、そのことにやりがいを感じられるのであれば社風は合う。

同じような志を持ったメンバーも多く、かと言って根性でなんとかするような雰囲気はなかったので、働きやすさという観点でもバランスが良い職場だった。

引用：openwork

一般に激務で「やばい」と言われる人材紹介業界ですが、より良い転職をサポートするという、人材紹介ならではのやりがいに関する口コミです。

パーソルキャリアの働きやすい職場環境も、働きがいに貢献していることが分かります。

【評価2】褒め合う・支え合う企業体質がやばい

なんでも賞賛し合える企業文化。人の仕事を常に讃える姿勢は素晴らしいが、それが逆にプレッシャーになったり、疲れてしまう原因になる。

引用：openwork

パーソルキャリアは企業理念として、相互賞賛を掲げており、元社員の口コミでもその点が高く評価されています。

openworkの口コミ評価では、5点満点評価で「風通しの良さ：4.4」「社員の相互尊重：4.2」「20代成長環境：4.3」を獲得しており、非常に高い評価です。

しかし、口コミではそれが逆にプレッシャーとなる点も指摘されており、企業体質が合わない方にとっては「やばい」職場になってしまう可能性があります。

【評価3】キャリア相談の充実度が高い

自身のキャリアプランに対して応援の姿勢は強く、部署を越えた異動でも上司や人事に相談しやすい雰囲気はある。

また、年に1回自身のキャリアプランを上司と面談する機会があり、そこで中長期の目線合わせをすることもできる。

引用：openwork

パーソルキャリアは上司との垣根が低く、人事や長期的キャリアについても気兼ねなく相談できる点が評価されています。

パーソルキャリア内では役職に関係なく「さん」付けで呼び合うことが規定されており、社内でのフラットな関係性が高い評価を受けています。

【評価4】女性が活躍できる場が整っている

昇進や昇格にあたって男女の壁を感じることは全くない。時短勤務の管理職等もいるためロールモデル等もいる。

産休育休や時短勤務制度など、ライフステージを迎えても働き続けることができる制度は非常に整っており社員同士の間でも理解がありサポートも得られる。

成長思考が高い人達も多くその中でも働き続ける選択肢があるのは良いことだと思う。

引用：openwork

パーソルキャリアでは女性が働きやすい環境も整っており、社員同士の理解やサポートも良い意味で「やばい」という口コミです。

昇進の男女差が無いことや産休育休制度、時短勤務労働制度が整っていることが、女性社員からの高い評価につながっています。

【評価5】タスクが多すぎて激務でやばい

自分のペースで仕事をしたい人はなかなか環境がそうさせてくれない。

売り上げが上がっている人でも、ゆっくり考えることは許されず、あくまでもさらに上を目指せと賞賛しながらもお尻を叩いてくる。

常に走り続けることができない人は、2.3年もすると疲れが溜まり、悪循環になると思う

引用：openwork

人材紹介業界全体で言えることですが、元社員の口コミによると、パーソルキャリアもやはり激務であることが分かります。

次から次へとタスクが積み上げられていくことから、そのペースについていけない社員にとっては、疲労が溜まる「やばい」職場になります。

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【評価6】残業時間が管理されていて大変

定時＋2時間でパソコンがシャットダウンする仕組みがあり、無理な残業ができないようになっている。

その反面、残業をしないと終わらない業務量な%0Aため、残業ができない苦しみもあった。

生産業務と非生産業務を理解して上手くタスク管理をすることが求められた。はじめはしんどかったが、結果につながると短期間でしっかり成長できたと思う。

社員も多いため、さまざまな方なら刺激を受けられる点も良い。

引用：openwork

パーソルキャリアでは、競合他社に比べて残業時間が短時間に抑えられており、ホワイトで働きやすい職場環境という評価があります。

しかし、実態としては残業が厳しく管理されており、多くのタスクを事業時間内に終えなければなりません。

社員それぞれが多くのタスクを上手に管理する必要があり、管理できない人にとっては「やばい」業務量に追われることになります。

口コミによれば、厳しい労働環境ゆえに成長できるという評価もあり、多くのタスクを短時間でこなすキャリアアップの場にもなっています。

パーソルキャリアの年収など競合他社と比較検証

これまで紹介した通り、パーソルキャリアに関する「やばい」という評判は、ネガティブ・ポジティブ両面に当てはまります。

【人材紹介業】競合他社との比較表

パーソルキャリアと同じく、人材紹介サービスを手掛ける大手2社を様々な項目で比較しました。

パーソルキャリアと比較したのは、パソナとエン・ジャパンの2社です。

数値データ引用元：リクナビ2024「パーソルキャリア」「パソナグループ」「エン・ジャパン」、openwork「パーソルキャリア」「パソナグループ」「エン・ジャパン」、「doda 求人数」「パソナ 求人数」「エン・転職 求人数」

平均年収・初任給ともに高め

openworkの口コミによると、パーソルキャリアの全職種の平均年収は「527万円」ですが、パソナ「475万円」・エン・ジャパン「455万円」でした。

年収が低すぎて「やばい」と噂されることもあるパーソルキャリアですが、データ比較では、平均年収が競合他社よりも高いことが分かります。

また、ビジネス・総合職の初任給に関しても、パーソルキャリアは競合他社よりも高く設定されています。

競合他社では、固定残業手当（パソナ：30,000円、エン・ジャパン：74,100円）が基本給に上乗せされる形で支給されます。

パーソルキャリアでは固定残業代の上乗せはありませんが、時間外手当はしっかり支払われます。

昇給は他社より多い年2回

パーソルキャリアのビジネス職では、昇給が年2回実施されます。

競合他社のパソナやエン・ジャパンでは、年1回のみであり、パーソルキャリアは昇給のペースが早いことが分かります。

収入面でパーソルキャリアが「やばい」という事実はなく、むしろ競合他社に比べると待遇面での満足度も高く評価されています。

業界内で際立つ働きやすさ

パーソルキャリアの残業時間や有給休暇消化率に注目すると、競合他社と比較しても「やばい」レベルの働きやすさであることが分かります。

パーソルキャリアの月間平均残業時間は33.5時間で、業界内でも特に短い残業時間です。

また、パーソルキャリアの有給休暇消化率は60.6%であり、パソナの49.3%、エン・ジャパンの45.0%とは大きな差があります。

圧倒的な求人数

パーソルキャリアが運営する求人サイトdodaでは、189,103件（2023年3月時点）の求人掲載がありました。

パソナの49,000件以上（2022年9月時点）、エン転職の5,084件（2023年3月時点）と比較すると、圧倒的な求人数であることが分かります。

人材紹介業界における求人掲載数の多さは、売上高にも直結しており、パーソルグループ連結の売上高は9,500億円以上です。

手当や福利厚生は最低限

パーソルキャリアが競合他社に劣る「やばい」点としては、手当や福利厚生が限定的であることです。

パーソルキャリアでは各種保険制度などが完備されており、PERSOLグループ独自の福利厚生制度によって、宿泊施設やレジャー施設を割引価格で利用できるサービスがあります。

しかし、競合のパソナではカフェテリアを利用できるポイントが年間12万円分付与され、社員寮やマイホームサポートなども用意されています。

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パーソルキャリアが向いている人の特徴3選

【特徴1】短時間でも多くのタスクがこなせる人

パーソルキャリアが運営する転職サイト「doda」には、業界最大級の求人が掲載されています。

多くの企業と求職者をマッチングしており、常に多くのタスクを抱える「やばい」激務であることは間違いありません。

元社員の口コミによると、残業時間も厳しく管理されており、短時間で多くのタスクをこなす必要があります。

【特徴2】課題解決と社会貢献にチームで取り組める人

パーソルキャリアでの働きがいは、社会の中の「はたらく課題」を解決することです。

より良い職場を求める求職者をサポートし、企業のニーズに合わせてマッチングするパーソルキャリアの業務内容は、社会の中でも貢献性の高い仕事です。

また、パーソルキャリアでは相互賞賛の企業文化を重視しており、チームとして課題解決に取り組みます。

【特徴3】ライフワークバランスを保ちながら安定して働きたい人

パーソルキャリアでは残業時間が短時間に抑えられており、有給休暇消化率も業界内でトップクラスです。

仕事は短時間で終えて、ライフワークバランスをしっかり保ちたい方におすすめです。

しかも、パーソルキャリアが属するパーソルグループは、連結売上高が9,507億円を超えており、安定した職場で働くことができます。

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まとめ

パーソルキャリアが「やばい」と噂される6つの理由について、競合他社とのデータ比較や口コミを基に検証してきました。

結果として、パーソルキャリアが「やばい」と言われる理由の多くは、ポジティブな意味合いであることが分かりました。

パーソルキャリアが就職・転職先としておすすめできる理由をまとめました。

人材紹介業界では「やばい」レベルでの高評価を得ているパーソルキャリアですが、激務であることは間違いありません。