少額でも気軽に不動産投資が出来るソーシャルレンディングが流行りましたが、最近ではSBIソーシャルレンディングが行政処分を受けるなど、様々なトラブルを受けて一時期の勢いがなくなっています。そんな今、注目されているのが、1口〇万円と不動産を小口化した商品で、その中でも、着実に実績を積み重ねているのが、不動産投資型のクラウドファンディングであるCREAL(クリアル)です。
CREAL(クリアル)とは?運用実績は?
そもそもソーシャルレンディングとは、クラウドファンディングの一種で、資金調達をしたい企業と投資家のマッチングサービスです。企業側には、金融機関から融資を受けにくい状態でも資金調達が可能になるというメリットがあり、投資家側にはその手軽さがメリットと言われていました。
従来のソーシャルレンディングのおおきな問題点は、何に投資をするのか不透明であった点です。具体的な社名すら公開されないことも多く、業者が厳格な審査を行っているとはいえ、投資家は審査を行った業者を信じるしか術がありませんでした。
そんな登場したCREAL(クリアル)は、以下のように、何に投資するのかが募集の段階から明示されていました。
募集金額:3億8,300万円
想定利回り:4.0%
想定運用期間:16か月
<特徴>
- 待機児童解消の解決につながる東京都都心部に立地
- 大手の保育会社(東証一部上場企業の100%子会社)
- 助成金のある認可保育園で安定性が高い
募集金額:8億8,000万円
想定利回り:4.2%
想定運用期間:24か月
<特徴>
- 5万円以上の投資でアマネクの運営ホテル全10%オフ
- 観光需要が手堅い浅草に立地
- 不動産産業にも実績がある事業実績
- ニーズの高い新築物件
募集金額:2億9,600万円
想定利回り:4.5%
想定運用期間:18か月
<特徴>
- 池袋駅徒歩10分
- 浅築かつハイグレード物件
- 入居者稼働率100%(2019年7月31日時点)
- 固定賃料による一括借上で毎月安定
CREAL(クリアル)の運営元はどんな会社?
社名 | クリアル株式会社(旧:株式会社ブリッジ・シー・キャピタル) |
代表 | 代表取締役社長 横田大造 |
所在 | 〒110-0015 東京都台東区東上野2-13-2 CREAL UENO |
免許
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不動産特定共同事業許可番号 東京都知事 第112号 |
第二種金融商品取引業者関東財務局長(金商)第2898号 | |
宅地建物取引業 東京都知事(1)第100911号 | |
資本金 | 658,000,000円(資本準備金含む) |
事業内容
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不動産ファンドオンラインマーケット運営事業 |
不動産ファンドオンラインマーケット運営事業 | |
プロ向け不動産ファンド事業 | |
企業情報 |
2018年11月に不動産投資クラウドファンディングサービス「CREAL(クリアル)」を開始し、2021年3月に社名を株式会社ブリッジ・シー・キャピタルからクリアル株式会社に変更しています。
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CREAL(クリアル)のデメリット・注意点
- 利率が高くない
- 不動産投資のリスクがある
- 中途解約ができない
- 出金手数料がかかる
他のサービスと比較して透明性はあるものの、利率は高いとは言えません。他のソーシャルレンディングでは利率が10%前後のものも多数ありますが、CREAL(クリアル)の利率はおよそ3~5%。中でも4%前半のファンドがその多くを占めています。
短期間でハイリスク・ハイリターンを狙うよりも、長期間でコツコツ実績を得たい人に向いていると言えるでしょう。投資対象が不動産であるため、災害や事業者の倒産した場合には、投資した資金が返ってこなくなる可能性もあります。
これはクリアルに限らずソーシャルレンディング全体に当てはまりまることですが、中途解約ができません。(クーリングオフによる契約解除は有効です。)中途解約ができないことを踏まえて、余裕資金で運用を行いましょう。また、出金1回につき258円の手数料がかかってしまうため、出金はまとめて行うようにしましょう。
CREAL(クリアル)のメリット
- 物件の情報がクリア
- 1万円から投資できる
- 運用・管理がかからない
- ランニングコストなし
- クリアルによる劣後出資
CERAL(クリアル)が他のソーシャルレンディングサービスと違う部分は、募集段階から物件の情報が明示されているという点です。クリアルは不動産特定法の許可を得て事業を行なっているため、物件の所在だけではなく、第三者である鑑定会社による不動産調査報告も閲覧することができます。
また、CREAL(クリアル)では、全ての案件に1万円から投資できます。一つの案件に少額から投資できることで、分散投資もしやすくなります。そのため、低リスクでの投資が可能です。
さらに、不動産投資につきものの各種手続きに加えて、物件や入居者などの管理が必要など面倒な手続きが不要でランニングコストもかからないこと(会員登録無料、口座の開設費・維持費、取引手数料も不要)も魅力です。
あと、案件によっては、投資することで優待が受けられるものもあるんです。
例えば、過去クリアルで募集されたファンド“ホテル アマネク 浅草吾妻橋スカイ”では、5万円以上の投資で、10%オフで宿泊ができるという特典が付いていました。投資者の家族も利用できるケースもあるため、優待付きの案件は要チェックです!
CREAL(クリアル)の口コミ・評判は?
CREAL(クリアル)の利用の流れ
1.会員登録
クリアルへの会員登録は無料です。メールアドレス・パスワードのみを入力し、メールアドレスに届いた認証メールのURLを確認することで登録が完了します。
2.投資家登録
会員登録が終わったら、次は投資家登録です。ここでは本人確認情報を入力していきます。PCからでもスマートフォンからでも登録が可能です。郵送ではなく画像で提出するため、PCの方は画像を準備しておきましょう。スマートフォンの方は、入力する際にスマートフォンのカメラから登録できます。
- 運転免許証(表・裏)
- 個人番号カード(顔写真付き)(表・裏)
- パスポート(顔写真掲載ページ・住所掲載ページ)
- 住民基本台帳カード(表・裏)
- 在留カード(表・裏)
- 特別永住者証明書(表・裏)
3.本人確認はがき受け取り
投資家登録の審査完了後、入力した住所宛に確認はがきが届きます。はがきに書いてある本人確認キーを入力するか、はがき受け取りから1日以上経過することで登録が完了します。
4.専用口座に投資資金を入金
投資家登録が完了すると、専用の口座が作成されます。投資の申し込みをする前に、投資資金を入金しましょう。
5.投資申込・運用
入金完了後、クリアル内のファンド一覧より案件を選択します。1万円からの投資で、案件によっては30万円が限度のもの、50万が限度のものもあります。
まとめ
今回お伝えしたように、CREAL(クリアル)は会社や運営に関する透明性が高く、クラウドファンディングの中では比較的リスクが低い商品に当たります。
そのため、不動産投資初心者や、クラウドファンディングのようにリスクが高くても一発逆転を狙うのではなく、ローリスク・ローリターンでも着実に資産を運用したい人に向いている商品と言えます。
ただ、その人気のあまり募集から数分で案件が埋まってしまうこともありますので、まずは、無料の会員登録を行って、良い案件が出てくるのを待ってみてはいかがでしょうか