この記事では
- Airbnbで家賃収入を得ることが出来るのか
- 貸し出す人の目線でAirbnbとはどんなサービスなのか
- Airbnbに投資するメリットやデメリット
などを解説しています。
Airbnbとは
Airbnbは、オンライン型の「民泊仲介」サイト。部屋を貸し出す“ホスト”と、部屋を借りたい“ゲスト”をつなげてくれるサービスです。ホストがAirbnbに登録し、ゲストはAirbnbを通して、ホストの登録した民泊を地域や価格などの条件から検索して見つけます。Airbnb公式HPでは世界191ヵ国に展開しており、宿泊先はのべ600万件、利用したゲスト数は5億人にも上ります。(2021.8.25時点)
ゲスト目線でのAirbnb
Airbnbに掲載されているのは民泊が主なため、その地域での生活の雰囲気を実感できます。ホストとの交流により現地の人とのふれあいの機会も多いため、宿泊する地域を身近に感じたい人にはおすすめです。
宿泊する場所にもよりますが、ホテルと比較するとお手頃な価格で宿泊することができるケースが多数です。そのため、できるだけ宿泊費を抑えたい方にもおすすめです。国内・海外問わずその地域への移住を考えている人が、実際に現地での暮らしを体験してみるのにも適しています。
ホスト目線でのAirbnb
日本には800万件もの空き家があると言われているように、家を持て余している人が活用するにはちょうど良いサービスです。地方にある空き家なら、地域の活性化にもつながるかもしれません。また、今は空き家を所持していなくても、不動産投資を始めようとしている人にもおすすめです。
Airbnb投資は賃貸物件を利用できるため、不動産投資と比較して初期費用が少なく済むこともあり、リスクの少ない投資となります。
どんな会社がAirbnbを運営している?
Airbnb,Incは、サンフランシスコに本社を置く、非公開株式会社。ブラジル、イギリス、イタリア、オーストラリアなど、世界中に12のオフィスを構えています。Airbnbは2008年8月に設立されてからというもの、一気にサービスを成長させています。Airbnbにおいて、2011年2月には100万人の予約を達成。翌年1月には500万泊、6月には1000万泊と、5か月で予約数を倍増させています。
日本のAirbnbでは、ANAや損保ジャパン日本興和、セコムがパートナー企業となっています。
Airbnb投資って?不動産投資との違いは?
毎月の家賃収入によって利益を得る、という方法においては、Airbnb投資も不動産投資も変わりはありません。
不動産投資とは
不動産投資では、マンションやマンションの一室を購入し、賃貸物件として貸出をして毎月の家賃収入を得ています。購入ということで初期費用が高くなり、数千万といった金額が必要になる場合も。中古物件の場合はリノベーション費用なども必要になってきます。
利回りは都内なら3~4%、地方なら5~6%がおおよその目安ですので、初期投資を回収するのに長期間かかってしまいます。
Airbnb投資とは
Airbnb投資では、賃貸の物件を利用する又貸しのケースが主です。初期投資として数十万円ほどで始めることが出来ます。
- 敷金
- 礼金
- 家賃
- 家具
- 家電
不動産投資と比較して家賃収入の金額は大きくありませんが、初期投資額が安く済むため手軽に始めることができます。
Airbnb投資のデメリット
Airbnb投資には3つのデメリットがあります。
清掃や対応が必要
一人の人が月単位、年単位で借りる不動産投資と違い、Airbnbは多くの人が入れ替わりで借りるため、退去の都度清掃が必要になります。その他にも、ゲストへの鍵の受け渡し、部屋にまつわる細々とした対応が必要になります。そのため、サラリーマンがAirbnb投資を副業で始めたり、投資物件が自宅と遠い場合は対応が難しいのがデメリットです。
しかし、これらの対応を代行してくれる会社もあります。先述の清掃や鍵の受け渡しの他、宿泊前のメールでのやりとりなども代行。これらの対応が難しい人は、代行サービスを考えてみるのも良いでしょう。
需要によって収入が変動
コロナ前まで海外からの観光の需要も多かったのですが、新型コロナの大流行などの世界情勢やシーズンによっての収入の増減があります。
長期休暇の時期や桜、紅葉の見られる時期は特に人気です。シーズンによる需要が高い時期と低い時期では波があるため、予約の少ない時期には価格を調整する必要も考えられるため、不動産投資の家賃収入と比較すると、安定しているとは言い難いかもしれません。
コミュニケーショントラブル
国内からの宿泊者もいますが、海外からの宿泊者も少なくありません。そのため、英語などの他言語でコミュニケーションや対応が必要になる場合があります。文化の違いなどからトラブルが起こってしまう可能性もあるため、サービス代行会社に最初から依頼しておくと安心です。
- 清掃や対応が必要
- 需要によって収入が変動
- コミュニケーショントラブル
Airbnb投資のメリット
Airbnb投資には5つのメリットがあります。
アフターコロナの旅行需要
コロナ禍前までは海外からの訪日観光客は増加の一途でしたが、新型コロナの世界的流行を機に激減しているのが現状です。
(参考:独立行政法人 国際観光振興機構 訪日外客統計の集計・発表)
しかし感染終息後はこれまでの自粛や渡航規制の反動から旅行需要は回復し訪日観光客数もコロナ禍以前ほどではなくともある程度の回復を見込んでいます。
そのような中でホテルとは違った実際の暮らしや現地の人とのふれあいを求めてAirbnbを利用する人も少なくないでしょう。日本らしい和風な部屋や、古民家などの人気は時流に関係なく人気があります。
初期費用が少なく済む
賃貸物件を利用した投資ができるため、不動産を購入する投資と比べると初期費用が少なく済みます。家賃に加えて、敷金、礼金、家具や家電が考えられますが、数十万円あればAirbnbのための準備を始めることができます。
低リスク
不動産投資と比べても、リスクが少ないのがAirbnbの特徴。仮に失敗したとしても、手を引くことへのハードルが高くありません。ローンを組む必要もありませんし、金利変動なども考える必要がないので、不動産投資の中でもリスクがかなり低いといえます。
そして民泊というと接客が必要かと思う方もいらっしゃるでしょうが、WEB上で手続きや入退室の管理ができ、鍵の受け渡しもポストを利用して間接的に行えます。
ゲストと接触する機会を極限まで減らし部屋を提供することが可能なので新型コロナ感染へのリスクを低く抑え運用することが可能です。
Airbnbサイトで簡単に始められる
Airbnb投資なら、サイトに登録するだけでゲストの方から見つけてもらえます。Airbnbに貸したい物件を掲載するのに料金はかかりません。予約に関してはサイトで完結できます。
宿泊料金の支払いもサイトを通じて行うため、海外からの観光客とも安心してやりとりができます。
損害補償付き
Airbnbでは、ホストに対して損害補償を適用しています。加入料なども必要なく、最大で1億も補償をしているため、ホスト側も安心して物件の貸し出しを行えます。
- 民泊のニーズが高い
- 初期費用が少なく済む
- 低リスク
- Airbnbサイトで簡単に始められる
- 損害補償付き
Airbnbの口コミ・評判
Airbnbをゲスト利用した方々の口コミを紹介します。Airbnbを通すことでお互い安心してサービスを利用することができます。投資を始めるときには、ゲストの口コミや評判をチェックすると良いでしょう。
Twitterより引用
Twitterより引用
Twitterより引用
Twitterより引用
Airbnb利用の流れ
Airbnbを使えば民泊を簡単に始めることが出来ます。登録は無料ですので気軽に始めてみると良いでしょう。
1:アカウント作成
最初に、Airbnbへの登録を行いましょう。物件を決める前や準備をする前に登録して、実際に登録されている物件のリサーチに使いましょう。貸し出し予定の物件の地域を入力し、相場やニーズ、細かいサービス内容などをチェックして、実際に貸し出す物件を検討していきます。
2:物件の準備
リサーチが終わったら、物件の準備に進みます。民泊や又貸しを好まないオーナーもいるので、物件選びの際には注意が必要です。民泊に適した物件を得意とする不動産屋に頼むのも良いですね。
家具や家電の準備はもちろん、調理グッズや消耗品も揃えましょう。電気やガス、インターネットなどの手続きもお忘れなく。
3:情報登録・募集開始
物件の貸し出し準備が終わったら、早速Airbnbに物件を登録しましょう。部屋の写真や宿泊費などを入力していきますが、サイトの質問に回答していくだけで手続きを進められる形になっています。
口コミが高いホストの物件には、自然と宿泊希望者が集まります。評価をあげるためにも、予約のリクエストやお問い合わせには迅速に対応するようにします。これらに24時間以内に返答したかどうか、なども評価の対象に含まれます。
予約リクエストの承認割合も公開されるため、よほどの理由がない限り、ゲストからの予約のキャンセルは控えた方が良いです。
Airbnbを始めよう
Airbnbは始めるまでのハードルが低いことは大きなメリットです。以下のAirbnbに向いている人のいずれかに該当するのであれば、始めることを検討してみても良いかもしれません。
- 不動産投資を始めたいけど、初期費用の高さに躊躇している
- 家賃収入を得ることを気軽に体験してみたい
- 観光客向けの物件を買う前に、観光客のニーズを把握したい
- 借り手が見つからない不動産を保有している
Air bnb以外にも便利なサービスがあります。詳しくは下記の記事で解説しています。