不動産投資はFXや株式投資などと比べて、敷居が高く感じられている方も多いと思います。ましてや年齢が若い20代の方にとってはなおさら難しく感じられるでしょう。そこで本記事では数ある不動産投資の中でも比較的安価で20代の方でも始めやすい中古マンションについて記述したいと思います。不動産投資の中では安価とは言え、中古マンションでも数百万円以上となるため現金での一括購入は難しいです。しかし、ローンを組んで中古マンションを購入することで20代から不動産投資を開始することは多くのメリットがあります。
20代がマンション投資を始めるメリット
20代がマンション投資を始めるメリットは3つあります。
家賃収入が得られる期間が長い
現在の建物はしっかりメンテナンスをすれば80~100年は使用することが出来ると言われています。私たちの寿命よりも長生きするマンションを買うのですから、早いうちにマンション投資を始めた方が家賃を受け取れる期間が長くなります。仮に家賃8万円のマンションに投資するのであれば、1年間で96万円、10年間だと960万円の家賃収入を得ることが出来ます。そのため、マンション投資に興味があるなら1日でも早く始めて家賃収入を得た方が良いでしょう。
経営成績次第で追加融資を受けられる
不動産経営の融資は経営成績が重視されるので、実績は早目に積んだ方が良いです。なぜなら実績がないと追加融資が受けにくく、不動産賃貸事業が拡大できないからです。保有マンションを2件、3件と増やすことが出来れば、その分家賃収入も増えます。早目に経営実績を作り追加融資を受けることで、マンションを複数所有できるようになりましょう。
老後に向けて資産を形成できる
20代でマンション投資を始めることで、早ければ40代でローンを完済することが出来ます。ローンの返済が終われば、それ以降の家賃収入は自由に使うことが出来ます。そのため保有マンションを増やしていけば、年金が無くても毎月十分な家賃収入が入るのです。
20代でマンション投資を始めることで3つのメリットがあります。不動産投資に興味があるなら
- 家賃収入が得られる期間が長い
- 経営成績次第で追加融資を受けられる
- 老後に向けて資産を形成できる
20代でマンション投資を失敗しないための注意点
マンション投資を始めても必ず成功する訳ではありません。これからマンション投資を始めようという方に向けて失敗しないための注意点は「しっかり勉強しましょう」ということです。
マンション投資の知識不足
マンション投資では専門的な知識が必要となります。マンション投資について勉強していれば事前に対策が出来ることも、知識が不足していると問題が表面化するまで気付かないので「もう手遅れだ」という状況になりかねません。必ず数名の専門家と相談しながら知識を付けていきましょう。
費用は厳しく見積もる
マンション投資では様々な費用がかかります。
- 管理費
- 修繕積立金
- 固定資産税
- ローンの返済
また、これら以外でも大規模修繕やエアコンなどの備品が壊れた場合の修理費等で経費が掛かることもあります。万が一のために想定する費用は多めに見積もったうえで、利益が出るかを判断して中古マンションを購入しましょう。
家賃収入を満室前提で考えない
入居者が常に入っていれば問題ありませんが、実際は空室となる期間が発生します。毎月の家賃収入でローンを返済するのに空室の間は家賃が入ってきません。ある程度余裕を持って毎月返済できるローンを組みましょう。もし、返済が滞り所有物件が差し押さえになった場合は借金だけが残ります。
投資エリアは慎重に決める
内装や備品を交換することは出来ても場所は交換することが出来ません。そのため物件があるエリアを念入りに調べましょう。
- 物件がある地域の価格相場を把握する
- その地域で賃貸ニーズがあるかを調べる
- 同じ間取りの物件の賃貸相場を把握する
他にも周辺の施設や人口動態なども確認しましょう。
不動産会社の言うことを鵜のみにしない
不動産会社から提案されたシミュレーションだけでなく自分でも収支計算を行うことは大切です。自分で調べて考えることでよりマンション投資のノウハウは向上しますし、悪い不動産会社に騙されずに済みます。分からないことは必ず第三者の専門家に相談して、不動産会社が言っていることが正しいのかを確認しましょう。
マンション投資は高い買い物ですので自分で調べることに手を抜かないようにしましょう。
20代で失敗してもやりなおせる
ここまで書いたことを実践してマンション投資を開始すれば、大きく損することは少ないかと思います。しかし「あの時、業者の言いなりにならずに、自分でやれば20万円浮かせられたな…」というような小さな失敗は経験するかもしれません。それでも若ければ、この経験は次のステップへ繋げることが出来ます。
何事も上達するには実践を経験することが一番大事です。いつまでも勉強するだけで物件を買わなければ何も始まりません。経験は投資家の力となり、また実績となります。経験を元にあなたに合ったやり方で不動産経営を実施できますし、長い目で見れば不動産経営を行っていない人よりも確実に成果が出ます。不動産投資は確かにリスクがありますが、恐れてばかりではなく一歩踏み出す勇気も大事です。将来のためにも先ずは不動産投資に向けて動いてみてはいかがでしょうか。
20代で中古マンションに投資する場合、日本政策金融公庫に融資をお願いすると良いでしょう。詳細は不動産投資の融資は日本政策金融公庫を利用しようで解説しています。